THE YELLOW MONKEY (ザ・イエロー・モンキー) が、
2019年04月17日、9枚目のオリジナルアルバム
『9999』(読み:フォーナイン)をリリースします。
アルバムに収録されている
新曲「I don’t know」について。
同楽曲は、沢村一樹主演のテレビ朝日系
木曜ドラマ『刑事ゼロ』主題歌になっています。
今回は、「I don’t know」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「I don’t know」の
歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを
代弁する形をとっています。
MV(YouTube動画)は
歌詞の下に置いています。
歌詞の意味を考えながらぜひ
歌って見てくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
THE YELLOW MONKEY「I don’t know」歌詞
I don’t know 作詞 吉井和哉
作曲 吉井和哉誰も知らない 暗く長い道
風吹き止まぬ 向かうあの日心に 無理矢理押し込んだ
記憶の中を 触る誰の温もりが残っている？
今日もこの街に命が芽生える
愛を掴み合い その両腕はアザだらけで
どこまでも続く 無口な雑踏
いつかまたあなたと会えるのなら
今は I don’t know踏切を待つ 真っ赤なサイレンが
規則正しく 叫ぶ誰の悲しみが通り過ぎる？
時折目を刺す手掛かりの残像
しらみつぶしてもそのほとんどが嘘ばかりで
あんなに燃えてた炎は消えたの？
灰になったとしても
あの情熱だけは忘れない守れるもの何か 失ったものは何か
苦しんだ坂道 登り切ったら何がわたしは誰かと空に尋ねても答えてくれない
優しいだけの青ばかりで
どこまでも続く 魂の葛藤
いつかまたあなたと会えるのなら
今は I don’t know
見違える強さを手に入れたら
あとは I don’t know
woo woo woo
I say I don’t know
woo woo woo
忘れない
THE YELLOW MONKEY「I don’t know」歌詞の意味を解説
きっと誰も知らないであろう
彼が経験した暗く長い道とトンネル
吹き止まない向かい風に翻弄されたんだ
記憶を失ったあの日
自分の心を無理やり
納得させることが精一杯だった
絶対どこかに有るはずの記憶の中で
昔の彼が、気づいてくれ、と騒いでいたし
彼の断片的な温もりを感じていたこともあり
記憶を失った自分を
信じられなかったのだろう
立ち止まっている時間はないんだ
今日もこの街にたくさんの生命が誕生している
生命の愛を掴み感じたい
わたしの両腕は
20年間の仕事の痕跡を示すかのように
あざだらけになっている
しかしいくら思い出そうとしても
昔の彼はどこまでも寡黙であり続けている
いつかまた
記憶が無くなる前のあなたに会えるのなら
今は昔の彼のことがわからなくても問題ないさ
電車の通過を知らせる赤い点滅と
踏切のカンカンという音が響き渡る
その直後、記憶を失った彼の
悲しみを乗せて電車が通り過ぎた
たまに、目を刺すような
手掛かりになる記憶が蘇る
だけどしらみつぶしに当たっても
噓のようではっきりしたことはわからない
あんなにあった正義感の炎は
消えてしまったのだろうか
燃え尽きて
灰になったとしてもあの頃の情熱だけは
忘れずに心のどこかに残っているようだ
こんなわたしが
今でも守れるものは何なのか
失ったものは何なのか
それを考えることは
長い坂道を登るようで苦しい
そんなに苦しんで登った
坂道の頂上で何を見るだろうか
わたしは誰なんだ、と
この大空に尋ねてみるが答えは返ってこない
どこまでも青いこの空は
ただ優しくわたしを包んでいるだけだ
わたしが誰なのか、魂は答えを求めて
いつまでも葛藤を続けている
でもいつかまた昔のあなたに会えるのなら
今は何もわからなくても
気にする必要なんて無いじゃないか
今は記憶を失った代わりに
昔の自分にないほどの
能力や強さを手に入れたんだから
まだ知らなくていいんだ
手に入れた鋭い
「五感」と「洞察力」は絶対忘れないだろう
最後に
もしも記憶をなくしても忘れないことって
何なのでしょうか。
私にはその経験がないからわかりませんが
きっと魂の深い所に残っている
様々な感情のような気がします。
喜び、悲しみ、情熱などは、
その原因を忘れたとしても
記憶とは違う感情をつかさどる
脳の器官がきっと覚えていそうです。
自然に忘れる記憶は
不要だから忘れるそうです。
不要な記憶は
忘れるから生きていけるのでしょう。
人間の出会いと別れも覚えていることと
忘れていることがあります。
忘れたいけれど忘れられない出会いや別れ。
それは感情が深く揺さぶられた記憶です。
無理に忘れることはないのです。
その記憶が不要になった時は
自然と消えるのですから。
忘れないのであればそれは生きるのに
害にはならないということですから
そっとしておいたらいいんですよ。。
