先日、自動車保険について、まめに見直してください、とお伝えしました。
保険の見直しと言うと、みなさん生命保険の見直しって、よく勧められませんか?
今日は
生命保険の見直しについて、留意すべきことをお伝えします
生命保険の見直しとは、基本的に現在契約している生命保険を解約して新たに契約をする、というパターンが多いと思います。
昔、勧められるままに付き合いで契約したような生命保険の場合、
ニーズに合っていない可能性があるので見直しも検討すべきだと思います。
独身にもかかわらず、期間限定の高額な死亡保障が付いている場合などありますし。
これは、定期保険と呼ばれ、保険会社の利益が大きいため、わたしたちが売ると成績を高く評価してもらえますし、歩合の率がいいです。
ですので、お客様のニーズよりも売る側の利益を優先したい場合に勧めることがないとは限りません。
わたしは、お客様のニーズに合わない保険は勧めていません。
契約後、保険証券を見る人が見て、その人に説明して、希望しない保険だった場合信用を失いますから。
そして、見直しをするときに、最も注意すべき点があります
まず、既契約の解約と新契約の順番です。
まず新契約が成立してから、既契約を解約してください。
告知に問題があり、新契約が成立しなかったら、既契約は解約しているし、新契約は成立しないしで
保険が無くなってしまいますよ。
生命保険関係は病歴等の告知をするので、場合によっては、新契約が不成立となってしまいます。
ほとんどのお客様は、いつでも生命保険の契約ができて、契約も普通に成立するし、
保険料を払いさえすれば、何かあったときに、保険金が支払われると思われていますが、そうでない場合もときどきあります。
生命保険契約を軽く見ていると大変なことになるんです!
わたしたち保険募集人は、告知内容を聞くと、だいたいのことはわかります。
契約前は、病気とかなんにもないよ!って言ってた方が、訪問して告知書に記入するときになって
薬飲んでるけど、これは病気じゃないんで、とか
精密検査でポリープは良性だったから書かなくてもいいかな?と言われることがあります。
わたしたちは、ありのままに記入してください、と言わなければなりません。
そうですね、書かなくても大丈夫ですよ
などと言うと、保険業法違反となり、罰せられますので。。
わたしたち保険募集人が、実際何時間もかけてコンサルティングして、最後の最後にそんなことがあると、
魔が差してしまう気持ちは分からなくもないですが、アウトです。そんな法令違反をしている募集人も稀にいるようです。
ほんとに告知は重要なので正しく書いたほうが身のためです。
保険金請求して、支払われなかったら、いやじゃないですか。保険料も返してくれませんし。
告知に該当する事があれば、入通院したときの領収証等があればそれを見て、書くのが一番いいのですが、
それがない場合は、思い出して書けばいいですよ。
3年前の入院期間が実際15日間だったが、14日間と書いたことが告知義務違反だから保険金を払いません、
って、ことはないかと思われますが、3年前に胃潰瘍の手術をしていたことを書かなかったら、告知義務違反に問われる可能性が高いです。
要は、そんなこと普通は忘れませんよね、ってことを書かないのはアウトということです。
ウソの告知をしていると、保険金は支払われるだろうか、って、ずっと気になったまま、保険料を払い続けないといけなくなりますよ。
保険を売っているわたしが言うのもなんですが、実際そこまでして、保険に入る必要もありませんし。
生命保険関係は歩合もいいので、保険会社もわたしたち保険募集人もありがたいのですが、、
話は変わりますが、唯一歩合の率が悪い儲からない?保険があります
個人的には、その保険をお薦めします。終身保険などの貯蓄型の保険です。
この種の保険は、成績が低評価ですし、歩合も雀の涙ほどしかありません。
将来はわかりませんが、現状はそうです。
病歴等に問題がないなら、貯蓄型の保険には入ってもいいと思います。
貯金がなかなかできない方は、強制的に保険料を引かれますので、いつの間にか貯金ができるのでお薦めです。
あと、生命保険の見直しで注意する事がもう一つあります!
昔契約した保険を下取りして最新の保険に変えませんか?って言われることがあるかもしれません。
ちゃんと内容を理解して、ほんとうにその最新の保険がニーズに合っているのかを考えてくださいね。
下取りすると聞くと、なんだか得をするように錯覚しますが、理解したら損だと思う人も多いと思います。
今まで保険料を払って貯金になっていたお金で、掛け捨ての新しい保険を買うという意味ですからね。
わたしは、貯金したお金は返してもらいたいです。
その新しい保険が本当に必要な保険ならいいと思いますが。
保険屋さんが、なんでそんな提案をするかというと、既契約者の場合、人間関係ができているので少ない労力で契約を獲得できることと、
すでに報酬が発生しなくなった契約を解約してもらい、新たに契約をいただくことで再び報酬をもらうことができるからです。
いずれにしても、付き合いなどで、理解せずに言われるままに契約しないほうがいいです。
できれば、少しでも保険を勉強され、
2社以上の保険募集人から話を聞いたり相見積もりを取るなどして、本当に必要な保険だけを契約してください。