個人事業主(自営業者)の方は、国民健康保険に加入されていることと思います。
年に一度は、定期健診を受けていますか?
会社員の方は、法律で定期健診が義務付けられていますので受けていらっしゃるでしょうが
個人事業主には、定期健診の義務はありません。
ですので、体の管理をするためには、ご自分で定期健診を受ける必要が有ります。
福岡市には、よかドックという名称で国保の特定検診が有ります。
このうち40歳~74歳の方が受けれる特定検診はよかドック40といいます。
よかドック40は主に生活習慣病の予防を目的とした定期健診です。
40歳以上ともなるとどんな病気になってもおかしくありません。
自営業者の方は仕事のことで頭がいっぱいで、自分のことは後回しになりがちです。
しかし、体が資本ですから、年に一度は定期健診を受けるべきですよ。
よかドック40は、基本の検査項目以外にオプションの検査項目が有ります。
今回は、おすすめのオプション検査項目について、わたしの体験をもとにご紹介します。
大腸がん検診
大腸がんになる方、ものすごく多いですよ。
わたしの肉親にも何人もいますし、保険金請求される方も数えきれないくらいいました。
全く自覚症状ありませんからね。。
痛いとか症状があると、助かるんですが、ほんとに自覚が無いんですって。
あっても、たまに便秘とか下痢ですよ。
そんな症状で、大腸がんじゃないかな?って疑う人はなかなかいません。
ほとんどの方は、下痢が続くとか、足がむくむとかになって初めて、受診したりするんですよね。
自覚症状が現れたら、かなり進んでいますよ。
肝臓やその他の臓器に遠隔転移していて、手術もできない手遅れ状態なんてことはザラです。
そうならないためにも早期発見が大事です。
早期なら、内視鏡手術等の簡単な手術ができるので、たいしたこともありません。
前置きが長くなりました。
大腸がん検診は、年に一度受けることが出来ます。
2日間採便をして便潜血検査をしてもらいます。
やり方としては、自宅で大便をするときに、便器に紙のシートを敷き
そこに排便して、その便の表面上を細い棒状のスティックでなぞって、こそぎ取ります。
それを、容器に戻して、提出するまで涼しい所に保管しておきます。
涼しい所って書いてあるので、わたしは、冷蔵庫に保管していたんですが、
妻にそれを発見されてこっぴどく怒られてしまいました。。
まあ、気持ちは分かりますが、便が漏れて汚染するわけではないので
説明して、ようやく了承してもらいましたけど。
便をこそぎ取る時、顔を近づけてしないといけないので、大変ですが
息を止めて、実行すると、そうでもありませんよ。
検査に出して、後日結果を聞きに行くことになります。
料金も500円ですし、必須で受けるべきですね。
胃がん検診
胃がん検診も年に一度受診できます。
胃がんは、男性では、部位別がん罹患率の第一位です。
これも、絶対受けた方がいいですね。
胃がん検診は、バリウムによる胃透視または胃カメラ検査となります。
わたしは、どちらも受けたことが有ります。
バリウムは、検査時は発泡剤とバリウムを飲んでX線の撮影でよいので、わりと簡単です。
しかし、どちらもすごくまずいので、気持ちよく飲めないのが難点です。
そして、バリウムを排出するために下剤を飲みます。
翌日まで、下痢をするので、これが結構大変ですね。
わたしは、最近は胃カメラのほうで受けています。
やはり、病巣を見つてもらいやすくなるので、安心感が有ります。
こちらの検診は、ちょっと大変ですけど。。
診察台の上で、5分くらい右わき腹を下にして寝ておきます。
そして、コップ1杯の液体を飲んで、診察台の上でいろんな体勢をして胃の中で混ぜる感じです。
そして、腕に筋肉注射をします。
後から、ちょっと痛くなる注射です。
また、静脈からも注射をされます。こちらは痛くないです。
今度は、スプーンの上の白いドロドロした薬品を飲み込みます。
口の中がしびれてきます。
最後に、お医者さんが口の中に麻酔をスプレーするので
それを飲み込みます。
口に管を通すアダプターをくわえます。
ベッドに横になります。
その辺の記憶までしかないですね。
1時間くらい寝たら目が覚めます。
いつの間にか、写真が撮られているので、胃の中を見せてもらい説明を受けて終わりです。
バリウムの方は、600円、胃カメラは1,800です。
まとめ
福岡市のよかドック40には、おすすめのオプション検査項目が有ります。
大腸がん検診は、2日間自分で便を取ったものを提出して後日便潜血の結果を聞きに行きます。
胃がん検診は、バリウム検診と、胃カメラによる検診が有ります。
バリウムの方は、薬剤を飲むのがまずいのと、翌日まで下剤による下痢が続くのが難点ですが
検査自体は、比較的簡単に終わります。
胃カメラの方は、胃カメラ検診までの事前処置が大変ですが、
あとは、寝ている間に撮影が終わるし、直視による検査の為、病巣の見落としも少ないので
時間に余裕があれば、胃カメラの方がお勧めです。