将来予想されるお葬式、結婚式に出席する時に備えて
男性がどんな略礼服を購入しておけばよいか
時間のない方のために、シングルがいいか、ダブルがいいか
また、スーツとの違いについて
ズバリ、この通りにしてもらえばよいので、簡潔にまとめました。
有る程度の年齢になったら、お通夜、告別式、結婚式で誰に見られても
恥ずかしくない略礼服を一着は持っておきましょう。
お通夜は、ダークスーツで行っても批判されることはありませんが、
事前に分かっている場合も多く、最近は略礼服の方が多数のように思います。
告別式は略礼服でないと、常識を疑われます。
会社のダークスーツに黒ネクタイはNGです。
告別式には、会社関係の人にも会います。
非常識な服装は、マイナス評価につながりますので、気をつけましょう。
略礼服はどこで買うか
洋服の青山でも、イオンのスーツ売り場でも、オーダーメイドのスーツ屋さんでも
基本的には、どこでも構いません。
その際、店員さんに、略礼服を買いたいことを必ず伝えます。
礼服と普通のスーツは似ていても、違う箇所がたくさんあります。
黒のスーツと略礼服は違うということを頭に置いていて下さい。
略礼服は頻繁に買うものではありませんので、
できれば、百貨店や、オーダーメイド専門店で作った方が
厳かな場所で自信を持って立ち居振る舞いが出来るのでお勧めです。
どんな形の略礼服を買えばよいか
急いで略礼服を選ぶ場合は、そんなに色々迷っている暇はないでしょうし
有る程度決まった形がありますので、以下の通りにしておけば間違いありません
基本はこのような感じです。
冠婚葬祭にふさわしいブラックスーツ入荷しました!
ウエストのサイズ調節可能なアジャスター付きで、体型の変化にもしっかり対応します😊😊https://t.co/FzXgDGNSjj #スーツカンパニー #スーツ #ブラックスーツ #フォーマル #ウエディング #ブライダル #冠婚葬祭 #略礼服 #結婚式 pic.twitter.com/wUXlYb1mbX
— THE SUIT COMPANY (@the_suitcompany) 2018年1月15日
上着はシングルとダブルが有りますが、
主流は、シングルです。
よっぽど、お腹が出ている方は、ダブルでも構いません。
ダブルが好きならダブルでも大丈夫ですが、時代の主流はシングルです。
襟は、ノッチド・ラペルといわれる普通の襟です。
ボタンの数は、2つです。
この形なら、ど定番なので、間違いないし、この先も不変である可能性が高いです。
スラックスの裾は必ずシングルです。
後ろ見頃は、ノーベントです。
センターベントもサイドベントも入れません。
ベントが入っているとカジュアル寄りになってしまいます。
ベントが入っているスーツはビジネス―ツですから、分かる人に見られたら、後日
あの人、礼服じゃなくて、ビジネススーツで告別式に来ていた、と言われかねません。
また、襟のステッチも基本は入れません。
AMFステッチなどもカジュアル寄りになります。
好みでどうしても入れたいなら、仕方ありませんので、入れて下さい。
絶対間違いではありません。
無難なのは、ステッチ無しです。
もう少しフォーマル感を出したいのであれば、以下のような上着にして下さい。
御幸毛織 ブラックフォーマル スリーピーススーツです。#御幸毛織 #ブラックスーツ #略礼服
om https://t.co/w7MW6rbqEv pic.twitter.com/fFlyeO9Zd7— 野間洋服店 (@noma56) 2017年9月26日
襟を、ピークド・ラペルにして、一つボタンにします。
ベストは、基本は不要です。
お好みで作りたければ作ってもいいです。
略礼服のサイズ感、季節感、価格について
略礼服は、普段のスーツより若干大きめに作ります。
冠婚葬祭では、立ったり腰かけたり、正座したり、胡坐をかいたり
さまざまな姿勢を取ることになります。
窮屈にならないように、5mmくらい気持ち大きめにします。
ちゃんとした略礼服は、できれば、春夏用、秋冬用があるといいのですが
まずは、一着を一年を通して着まわしたいということでも構いません。
その際は、生地を秋冬用にします。
そして、背中部分を、背抜きで作ります。
これで、オールシーズン用として、気回せます。
略礼服の価格ですが、普段のスーツより高めとなります。
これは、生地を二度染めすることに因ります。
略礼服の黒は、漆黒の黒です。
黒いビジネススーツより真っ黒の黒です。
生地に手間暇がかかっています。
また、黒は黒でも、値段の差で黒の色が違います。
生地の質のもよりますが、染める工程もかなりの違いが有るようです。
よって、値段が高ければ高いほど、真っ黒になります。
室内ではあまり分かりませんが、出棺の際、外の出ると黒の違いが一目瞭然となります。
その筋の方々の告別式では、礼服を見て、
どれくらいの力が有るかを値踏みされてしまうので
何十万円もかけて、礼服を作られるようです。
値段は、上を見るときりがないくらいに高くなりますので、
3万円~15万円(税抜)くらいが多いではないでしょうか。
おそらく売れ筋は、5~6万円(税抜)だと思います。
略礼服のまとめ
あまり着る機会がない略礼服ですが、
そこそこの年齢ならば、恥ずかしくない程度のものを持っておく必要が有ります。
とりあえずの1着なら、オールシーズンタイプを選択すればよいです。
略礼服専門のところでアドバイスしてもらえば大丈夫です。
シングルスーツが主流です。
ノッチド・ラペルの2つボタンか
ピークド・ラペルの1つボタンで作って下さい。
