BiSH(ビッシュ) のセントチヒロ・チッチとアイナ・ジ・エンドが、
両A面CDシングル「夜王子と月の姫/きえないで」をリリース。
1曲目に収録されている、セントチヒロ・チッチによる
新曲「夜王子と月の姫」(よるおうじとつきのひめ) について。
同楽曲は、GOING STEADY / 銀杏BOYZの「夜王子と月の姫」を
リーガルリリーがアレンジ、演奏、プロデュースした、
セントチヒロ・チッチ (BiSH)によるカバー曲です。
今回は、「夜王子と月の姫」 の
歌詞の意味を考察し解説します。
「夜王子と月の姫」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
それでは、さっそく見ていきましょう。
セントチヒロ・チッチ (BiSH)「夜王子と月の姫」歌詞
夜王子と月の姫 作詞:峯田和伸
作曲:峯田和伸世界の終わり来ても 僕等は離ればなれじゃない
世界の終わり来ても きっと君を迎えにゆくよ
イヤホン耳にあてて 天の川の声が聴こえて
銀色砂漠に響く新世界交響楽団
名前はカムパネルラ 翼溶けた夜王子
夜更かし子供は見た クロオルして空を飛ぶ夢
今夜もまたプラスチックの涙が一粒消えてった
世界の終わり来ても 僕等は離ればなれじゃない
世界の終わり来ても きっと君を迎えにゆくよ
ごらんよ満月だよ 青兎の目はさくらんぼ
蛍光アンドロメダ 口づけの森のかくれんぼ
九月の十一日 指輪を落とした月の姫
眠れない大人は見た ギザギザ型の水銀船
今夜もまたプラスチックの涙が一粒消えてった
世界の終わり来ても 僕等は離ればなれじゃない
世界の終わり来ても きっと君を迎えにゆくよ
今夜もまたプラスチックの涙が一粒消えてった
世界の終わり来ても 僕等は離ればなれじゃない
世界の終わり来ても きっと君を迎えにゆくよ
世界の終わり来ても 僕等は離ればなれじゃない
世界の終わり来ても きっと君を迎えにゆくよ
君が星こそかなしけれ 君が星こそかなしけれ
もういいかい まあだだよ
もういいかい もういいよ
セントチヒロ・チッチ (BiSH)「夜王子と月の姫」歌詞の意味を解説
世界の終わりが来ても 僕と君は離ればなられじゃないよ
ふたりは 夜空で一緒に輝いているから
世界の終わりが来ても きっとまた君を迎えに行くからね
イヤホンを耳に当てると 天の川の賑やかな星たちの声が聴こえる
広大な銀河に響く交響楽団の合奏
僕の名前は カムパネルラ
悪さをして 自由の翼が溶けてしまった 夜王子
夜更かしするヤンチャな子供だったから
クロールして空を飛ぶ夢を見たりして 馬鹿だった僕
今夜もまた 君のことを想って
絞り出すように無理やり涙を流した
世界の終わりが来ても 僕と君は離ればなられじゃないよ
ふたりは 夜空で一緒に輝いているから
世界の終わりが来ても きっとまた君を迎えに行くからね
君とふたりでよく見たね
ほら 見てごらん 満月
満月の月で暮らしている あの青兎の目は
さくらんぼのように丸くて赤いね
ほら 見てごらん アンドロメダの星雲は
蛍光色のようにはっきり見えるよ
あの日 口づけをした森で また
かくれんぼ しないかい
忘れようにも忘れられない日 九月の十一日
君は その華奢な指から ふたりの証をそっと外した日
月の姫は 故郷の月へと帰ったのか
それからというもの 君を想うと眠れない夜もある
眠れない日の夢か現実か
マイナス100度の月影の中に
固まった水銀でできた銀白色の船を見た
君が 乗っているように見える 水銀船
今夜もまた 君のことを想って
絞り出すように無理やり涙を流した
世界の終わりが来ても 僕と君は離ればなられじゃないよ
ふたりは 夜空で一緒に輝いているから
世界の終わりが来ても きっとまた君を迎えに行くからね
君が星だったら どれほど美しく輝くんだろう
あの 九月の十一日からどれだけの時間が流れたろう
もういいかい まあだだよ
を何回繰り返したろう
もういいよ
そのときを いつまでも待ってるよ
最後に
離れ離れになった、
銀河系の星雲の中にいる夜王子と
月で暮らす月の姫は
広大な宇宙の中でまた会えるのでしょうか。
夜王子は、
ふたりが、この宇宙の中にいる限り
世界の終わりが来ようと、
きっと月の姫を迎えに行くと誓っています。
夜王子は、月の姫に
もういいかい、って訊きました。
だけれど、今日も
まあだだよ、って返事が返ってきます。
夜王子は、来る日も来る日も
もういいかい、って訊きます。
いつか月の姫が
もういいよ、って言ってくれる日を信じて。
そして、今日も月の姫を想い、
こらえきれず涙を流すのでした。
ときおり見える夜空の流れ星は
夜王子が流す涙の一粒なのです。。