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音楽

sumika「春夏秋冬」歌詞の意味は?『君の膵臓をたべたい』主題歌

投稿日:2018年8月31日 更新日:


出典:https://www.hmv.co.jp/

sumika(すみか)が、CDシングルで

「ファンファーレ/春夏秋冬 」をリリースしました。

2曲目に収録されている

新曲「春夏秋冬」ついて。

同曲は、大ヒットした小説の劇場アニメ

『君の膵臓をたべたい』(キミスイ) の主題歌になっています。

今回は、「春夏秋冬」の

歌詞の意味を考察し解説します。

「春夏秋冬」の歌詞の意味については、

親しみやすくするために

主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。

それでは、さっそく見ていきましょう。

sumika「春夏秋冬」歌詞

春夏秋冬

作詞 片岡健太
作曲 sumika

桜の予報も虚しく
大雨が花を散らせた
4月の風
少し寒くて
夜はまだ長くて

湿気った花火の抜け殻
押入れで出番を待った
煙たがっている
でも嬉しそうな
君を浮かべた

本を読み込んで
君は真似しだして
いつの間にか膝の上で眠って居た秋

寒いのは嫌って
体温分け合って
僕は凍える季節も
あながち嫌じゃなくなって

ありがとうも
さようならも
此処にいるんだよ
ごめんねも
会いたいよも
残ったままだよ

嬉しいよも
寂しいよも
置き去りなんだよ
恋しいよも
苦しいよも
言えていないんだよ

また風が吹いて
思い出したら
春夏秋冬
巡るよ

ご飯の味
花の色
加工のない甘い香り
人肌を数字じゃなく
触覚に刻んでくれた
鼓膜にはAh
特別なAh
五感の全てを別物に変えてくれた

今更ね
あれこれね

ありがとうも
さよならも
此処にいるんだよ
ごめんねも
会いたいよも
育っているんだよ

嬉しいよも
寂しいよも
言葉になったよ
恋しいよも
苦しいよも
愛しくなったよ

また風が吹いて
君が急かしたら
そろそろ
行かなきゃ
僕の番

何千回
何万回でも
思い返してもいい
何千回
何万回
次の季節の為に

春が来て
夏が来て
秋が来て
冬が来る

そしてまた春に
次のまた春に

新しい君と
やがて来る春に

sumika「春夏秋冬」歌詞の意味を解説

桜が満開になるって予報だったのに
その予報も虚しく
大雨になってしまって
せっかくの桜の花が散っちゃったよ
4月の風はまだ冷たいね
春と言っても少し寒くて
夜はまだまだ長いみたいだ

湿気った花火の残りが
押し入れに眠っていた
花火は夏はまだかまだかと
出番を待っていた
湿気っているからかな
いつもより煙がたくさん出るね
ちょっと煙たそうな君
でも嬉しそうな横顔
そんな君を思い浮かべた夏

読書の秋
僕は本を読み込んでいた
君は隣で僕の真似をしだして
一緒に本を読んでたけれど
君はいつの間にか僕の膝の上で眠っていたよね
長い夜を過ごした秋

秋は短くて季節が変わるのが早い
寒いのは嫌って言う君
体温を分け合った冬
それはそれで嬉しかった
それで僕は凍えるような季節も
嫌と思わなくなったんだよ

まだ言い足りなかった言葉がたくさんある
ありがとうも
さようならも
ここに置いたまま
ごめんねも
会いたいよも
残ったままで
行き場所を探してるよ

君がいなくなることがわかっていたら
ちゃんと言っていただろうに
嬉しいよも
寂しいよも
置き去りのまま
恋しいよも
苦しいくらい好きだよも
言えずじまいなんだ

またあの頃の風が吹いて
二人がいた季節を思い出したら
春夏秋冬が
巡り巡るんだ

君と一緒に食べたご飯の味
君と一緒に見たあの公園の花の色
一緒に感じたね
加工された人工的な匂いじゃなくて
自然な甘い香り
人肌の温もりを無機質な数字じゃなく
僕の触覚に刻んでくれた君
僕の鼓膜には君だけが持つ
特別な波長が共鳴している
僕の五感のすべてを今までとは全く違う
感覚を感じるように変えてくれた君

今更
あれこれ言うのもどうかと思うけれど

まだ言い足りなかった言葉がたくさんある
ありがとうも
さようならも
ここに置いたまま
ごめんねも
会いたいよも
置いていたら大きく育っているんだよ

君がいなくなることがわかっていたら
ちゃんと言っていただろうに
嬉しいよも
寂しいよも
置き去りのまま
恋しいよも
苦しいくらい好きだよも
想いが募って愛しくなったよ

またあの頃と同じ風が吹いて
君が 早くって 
僕を急かしたら
そろそろ行かなきゃって
僕の出番だって 思うんだ

君と過ごした季節を
何千回何万回でも
思い返していいし
何千回何万回でも
思い返せるよ
次の季節を迎えるために
思い返すんだ

春が来て
次は夏
そして秋
最後に冬が来る

そしてまた春が
その次の春に君と

僕の心の中にいる
毎年新しく変わっていく君と
やがてまた巡ってくる春の中で
一緒にいる君と
季節を追いかけて行きたい

sumika
出典:https://twitter.com/sumika_inc

最後に

彼は、彼女と過ごした春夏秋冬を思い出しながら

彼女を偲んでいます。

それと同時に、彼女に色んな言葉を

言わずじまいで別れたことを、もどかしく思っています。

いつか会えなくなる日が来ることがわかっていたなら、

一緒にいた頃に、もっと

ありがとう、ごめん、会いたいよ、寂しい、好きだよ

とか、言っておけばよかったのに、と。

季節が巡るたびに

彼女といた季節を思い出しては、そう思うのです。

毎年春が来て、彼女のことを思い出しては、

思い出した彼女とまた一年を過ごせたらいいなって思っています。

愛する人と一緒に居る時に

男性は特に必要以上のことを話さない人も多いです。

だけれど、彼女と別れたら、もっと

たくさんの言葉を掛けてあげればよかった、と後悔するのです。

それが世の常とは言え、切ないものです。。


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