
前川 清 (内山田洋とクールファイブ)の
「そして神戸」について。
同曲は、言わずと知れた名曲中の名曲であり、
阪神・淡路大震災が起きた1995年の紅白歌合戦で
復興の応援歌として歌われたことでも有名です。
カラオケでは、前川 清 (内山田洋とクールファイブ)の
定番の曲としてリクエストが多く、替え歌まで作られています。
今回は、「そして神戸」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「そして神戸」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
それでは、さっそく見ていきましょう。
前川 清 (内山田洋とクールファイブ)「そして神戸」の歌詞
そして神戸 作詞 千家和也
作曲 浜圭介神戸 泣いて どうなるのか
捨てられた我身が みじめになるだけ
神戸 船の灯 うつす
濁り水の中に靴を投げ落す
そして ひとつが 終り
そして ひとつが 生まれ
夢の続き 見せてくれる
相手 捜すのよ
神戸 呼んで帰る人か
傷ついた心が みにくくなるだけ
神戸 無理に足を運び
眼についた名もない 花を踏みにじる
そして ひとつが終り
そして ひとつが生まれ
誰かうまい 嘘のつける
相手 捜すのよ
誰かうまい 嘘のつける
相手 捜すのよ
前川 清 (内山田洋とクールファイブ)「そして神戸」歌詞の意味を解説
神戸の女よ
振られて泣いて いったいどうなるんだい
こうなることは 初めから承知の恋愛じゃなかったのかい?
捨てられた自分が余計みじめになるだけさ
神戸の港の綺麗な船の灯り
彼との思い出がその灯りに浮かび上がる
でもその綺麗な灯りは この濁った海水の中にあるんだよ
彼と一緒に歩いたその靴も
船の灯りの中の思い出と一緒に
濁った海の底に沈めるがいい
そして ひとつの恋愛が終わり
そしてまた ひとつの恋愛が生まれる
この恋愛ドラマの続きを
演じてくれる彼を捜すんだよ
神戸の女よ
淋しいのかい?
心の隙間を埋めたいがために
呼んで来てくれても用事が済むと帰りを急ぐ彼なのか
前の恋愛で傷ついた心が みにくい心になってしまわないかい?
神戸の女よ
心の隙間を埋めたいがために
無理を言って彼に会いに行っても 心の隙間を埋められずに
帰り路 関係のないものにまで当たってしまう自分が
余計にやるせなくなってしまわないかい?
そして ひとつの恋愛が終わり
そしてまた ひとつの恋愛が生まれる
君を傷つけることなく
もっとうまく嘘をついてくれる
彼を捜すんだよ
君を傷つけることなく
もっとうまく嘘をついてくれる
彼を捜すんだよ
最後に
不倫の恋愛に身を焦がす
神戸の女性が描かれているように思います。
不倫の恋愛。
それは、女性にとって覚悟の恋愛です。
恋愛の結末はハッピーエンドとならないことが
最初からわかっているからです。
それでも不倫に没入していくのであれば
振られて、自分の心が
痛めつけられてボロボロになっても
気持ちを切り替えて
次の恋愛に走れるタフな心が必要です。
振られて淋しくて、
心の隙間を埋めたいがために
中途半端な彼と付き合っても、
傷ついた心に塩を塗り込むようなものです。
ひとつの恋愛が終わると
またひとつの恋愛が始まります。
君の心を傷つけないような
うまい嘘をつける相手を捜すんだよ
と神戸の女に助言しているのでしょう。
恋愛と噓はいつの時代も
永遠のテーマではないでしょうか。。