こんにちは。保険代理店の、こーです。
世の中、色んな保険がありますが、その種類ごとに
契約すべき代理店、可もなく不可もない代理店、契約するべきでない代理店
を、分けることができます。主な保険について、その理由を解説します。
自動車保険
◎ 保険を本業としている損保のプロ代理店
毎日、損保の仕事をしていますので、保険の内容に詳しいし、事故時も迅速かつ親身に対応してくれます。
示談交渉にも保険会社の担当者と対等に打ち合わせができるスキルを持っている代理店も多いので
示談交渉を有利に進められる場合があります。
ただし、事故処理に関わらないスタンスの代理店もいますので、契約前に確認されてください。
○ 新車中古車ディーラー
自動車保険の内容には詳しいです。保険会社への発言力があるので事故車の修理もスムーズに進みます。
示談交渉には、あまり関わることがないので、車両保険が無く、有利な交渉をしてくれなかった場合
手出しの修理代が増えることになります。
△ 中小の中古車販売店
自動車保険の内容にはあまり詳しくないです。
事故時の対応や示談交渉にも関わってくれる代理店が多いので、親身に相談に乗ってくれます。
イケイケ度合いが過ぎる代理店の場合、保険会社とうまくいかないので、逆に保険金支払いは不利になります。
× 生命保険を販売している国内生保社員
自動車保険の知識は普通です。
事故の対応は保険会社に丸投げされますので、事故の相談もままなりません。
当然示談交渉にも関わりませんので、有利な交渉は望めません。
高い保険料を出してまで、そちらで契約する意味はあまりありません。
× イオンモール等に出店している代理店
自動車保険の知識はあまりありません。
事故の対応は保険会社に丸投げされますので、事故の相談もままなりません。
当然示談交渉にも関わりませんので、有利な交渉は望めません。
高い保険料を出してまで、そちらで契約する意味はあまりありません。
火災保険
◎ 保険を本業としている損保のプロ代理店
火災保険の分野は専門性が求められますので、知識と経験が豊富な代理店であれば確実です。
ただし、事故対応を行わない代理店では契約しないほうがいいので、事前に
事故の際は、窓口になってもらえますか?と聞いてください。
事故の際の連絡先について、契約した募集人の携帯電話と事務所の固定電話を聞いておいてください。
△不動産管理会社
火災保険の知識はあまりありません。
大手の不動産管理会社で保険を取り扱う部署がある場合は
保険会社とのパイプがありますので、そこそこの対応は望めます。
事故の対応は保険会社に丸投げですので、期待できません。
○住宅ローンの融資を受けた金融機関
全く同じ火災保険でも、一般の方が契約する火災保険よりも保険料が割安です。
事故の対応は保険会社に丸投げですので、期待できません。
× イオンモール等に出店している代理店
火災保険の知識はほとんどありませんので、無謀です。契約すべきではありません。
事故の対応は保険会社に丸投げですので、期待できません。
生命保険全般
○or△ 保険を本業としている損保のプロ代理店
損保系の代理店でも、生保販売に力を入れている代理店も有りますが、あまり多くはありません。
そのため、当たり外れが多くなります。
あなたが自動車保険を契約している代理店が保険販売を本業としているプロ代理店の場合
生命保険の話が代理店のほうから出たことがあるなら、生保も含めお客様をトータルに
お守りし、役に立ちたいという熱意がある代理店だと思われます。
まれにノルマのために、仕方なく生保を提案をする代理店もありますが。。
◎ 保険を本業としている生保系の専属プロ代理店
生保系のプロ代理店は、最も生保販売のスキルがあります。
専属として分けたのは、この次に紹介する乗合代理店と区別するためです。
専属というのは、ひとつの保険会社の商品のみを販売する代理店です。
どの保険会社もひと通りの商品ラインナップがありますので、商品選びに支障があることはありません。
それよりも大事なことは、コンサルティング能力です。
お客様の家族構成、ライフステージ、将来像をヒヤリングして、それをもとに
適切な保険のプランニングができるかです。
ぜひあなたも優秀な生保プランナーと一緒にオーダーメイドの保険を設計してみてください。
そのためには、あなたも生命保険のことをネット上の情報くらいで構わないので
勉強をして、臨まれるとよりよい保険を契約できることと思います。
○ 保険を本業としている生保系の乗合プロ代理店
良く見かけるのは、イオンモール等に出店している代理店です。
この代理店は、生保系代理店なので、自動車保険や火災保険といった損保には弱いです。
一番のメリットは、ご自分が検討している生保商品をその場で比較検討できるということです。
出来るだけネットで生保の知識を付け、ご自分の希望をはっきりさせていてください。
あとは、イオンモールのお店に行って、プロの意見や提案を見てみて、持ち帰り
ゆっくり比較検討して、契約に臨んでください。
何の知識も希望も持たずに、フラッと立ち寄ってもカモにされるだけですので注意してください。
プロが中立の立場でお客様に最適の商品をご提案します、という建前になっていますが、
実際は違います。イオンモールのお店が一番もうかる商品を売れ、と上層部から指示されています。
イオンモールのお店のテナント料はものすごく高いです。
テナント料、人件費を稼ぎだすためには、手数料が安い商品より高い商品を売る必要があるんです。
結果、イオンモールの代理店に都合のよい商品を提案して、これがお客様には最適です、と案内しています。
しかし、消費者に保険の知識があって、希望が明確なら、それを否定してまで、
利益率の良い商品を売りつけたりしません。
ですので、いくつかの希望する商品を決めて、足を運んでみてくださいね。