家入レオ (いえいりれお) が2019年04月17日
CDアルバム『DUO』(デュオ) をリリース。
そのリード曲である新曲
「Prime Numbers」
(プライムナンバーズ)について。
同楽曲は、テレビ朝日系
木曜ドラマ『緊急取調室』
主題歌になっています。
今回は「Prime Numbers」の
歌詞と歌詞の意味を考察し公開します。
「Prime Numbers」の
歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを
代弁しそのまま表現しました。
PV (YouTube動画) は
歌詞の下に設置しています。
合わせてご覧になって下さいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
家入レオ「Prime Numbers」歌詞
Prime Numbers 作詞 松尾潔
作曲 家入レオ・竹田祐介つくり笑いだけ うまくなってく
わたし自身はまだ騙せないまま明日なんか いつも信じてない
朝が降りる その瞬間まで「悲しい」なんてコトバで 語れるくらいなら
いっそ楽になれる 軽くなれる 君から目を背けたりはしない
「苦しい」なんて素直に 言えたとしたら 涙をこぼせたなら
Ah 割りきれない自分だって ありのまま愛することができるのに嫌いな人に好きと言う そんなくらいじゃ傷つかない
大好きな君にだけ 好きと言えなくてわたしだけが知ってるやさしさを
ほかの人に触れさせないでね「会いたい」なんて感情 教えてくれたこと
ちょっと恨んでいる 悔やんでいる 出会う前のわたしはもういない
「会えない」なんて状況 あたえられても 会いたさが募るだけ
Ah やりきれない想い抱いて 不確かな季節を越える 虹になる「サヨナラ」言えるだけ 出会えた意味はある
そう胸に刻んだ結ばれるはずじゃない 素数のようなふたりが
Ah めぐり逢えた それは偶然 だけどいま感じてるのは必然
「悲しい」なんてコトバで 語れるくらいなら
Ah 割りきれない自分だって ありのまま愛することができるのに
家入レオ「Prime Numbers」歌詞の意味を解説
周りには本音を隠して、その気もないのに
相槌を打ったり話を合わせたりして、
どんどんつくり笑いだけが上手くなっていく
でも自分自身は騙せないままに、
自分の本心と口から発する言葉や
人に見せる態度は矛盾している。
明日のことをいつも信じていないのは、
朝になって朝日が降りて来るその瞬間まで
明日が来ると確信できないから。
未来のことなんてそのときが
来なければなにもわからない。
私はこう考えるけど
なぜ人々は明日を信じて進もうなんて
口に出して言えるのだろうか。
この漠然とした気持ちを
「悲しい」なんてコトバで語れるくらいなら
いっそのこと楽になれる。
罪悪感や悲壮感が軽くなれる。
でも私は君から目を背けたりしない。
きっと君も
そういう考えをしているんでしょう?
この孤独な気持ちを
「苦しい」なんて素直に言えたとしたら、
涙をこぼせたなら、
周りと自分の考え方の違いを
割り切れない自分だって
ありのまま愛せることができるのに
割り切れない自分=素数(prime number)
周りの人達と考え方が違うときに、
自分を出せずに本音を飲み込んだり、
孤独な思いをすることはありませんか?
この曲では周囲の雑踏に飲み込まれている
一人ぼっちの心の叫びが歌われています。
他人と違う自分を
素直に認めて愛することができない
現代人らしい複雑な心模様が描かれています。
この曲のタイトル
「prime numbers」について、
prime numberは「素数」という意味です。
この素数は数学的にいうと、約数がない、
いわゆる割り切れない数字を表しています。
自分は自分、他人は他人。
よそはよそ、うちはうち、というような
他人との考え方の違いを割り切って
受け入れることができない気持ちを、
割り切れない数字である
素数にかけて表現しています。
割り切れない自分=素数(prime number)と
表現しているのですが
この曲のタイトルはprime numbers、
複数形になっています。
つまり、numbersとすることによって
実は誰しもがこのような考え方を
持っているのではないか
ということをほのめかしています。
SNSなどインターネットで
様々な情報や意見を
すぐに取り入れられる現代社会で、
一人が違う発言するとすぐに叩かれたり、
または発言しづらい風潮があります。
そこに合わせつつも
芯は持って流されずにいる強い自分と、
また裏腹に孤独を感じる自分を
受け入れられないこともあります。
しかし、一人一人
素数のような存在でありながらも
認め合い繋がり合い
生きているのではないでしょうか?
-Author by Namba Yasuko-