SEKAI NO OWARI (セカイ ノ オワリ) が
2019年02月27日CDアルバム
『EYE』をリリースしました。
4曲目に収録されている
「夜桜」(よざくら)について。
今回は「夜桜」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「夜桜」の
歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを
代弁する形をとっています。
それでは、さっそく見ていきましょう。
SEKAI NO OWARI (セカオワ)「夜桜」歌詞
夜桜 作詞 Fukase
作曲 Nakajin・Fukase春の匂いは前世の記憶のよう
思い出せないんだけど、少し懐かしいような
ここのところ夜がやけに長い気がする
貴方から連絡がないから
きっとそう思うんだろうあの時、僕らが数え切れぬほどあると、
思ってたこの春はもうあと何回来るんだろう貴方に出逢うまでは
もう少し強かった
一人がこんなに寂しいなんて
思わなかったんだ今すぐ貴方に会いたい
桜の花が散る前に
雨に堕ちていく儚さのように
短い其れだから貴方のことを想うと突然哀しくなる
寂しい事はいつだって幸せが教えてくれる何も考えずオオカバマダラのように
光に真っ直ぐになれたら どれほど良かったんだろう貴方に出逢うまでは
もう少し強かった
一人がこんなに寂しいなんて
思わなかったんだ今すぐ貴方に会いたい
桜の花が散る前に
雨に堕ちていく儚さのように
短い其れだから泥に汚れた花びらは戻れない
美しかった時間に
そんな事分かってたはずなのに
何も出来なかった
SEKAI NO OWARI (セカオワ)「夜桜」歌詞の意味を解説
春の匂いは
遠い昔の記憶のように…
わずかな痛みと
かすかな期待を呼び覚ます。
思い出すと言うほど
確かなものじゃないケド…
なぜか少し懐かしい気がする。
ここのところ
夜をとても長く感じる…
春の宵はやさしく
切ない空気を纏(まと)う…。
あなたからの連絡は来ない…
ただそれだけのことなのに
ひとりの時間を持て余してる。
あの時…僕らの時間は
永遠に続くものだと…
なぜかそう思っていた…。
春は変わらず
くり返しやって来るものだと…
だけど教えて
限りがあると言うなら
もうあと何回
この春は巡って来るんだろう
あなたに出逢う前の僕は
まだもう少し強かった。
ひとりなんて平気なくらい…
でも…あなたは僕を
やさしく包み、愛してくれた。
その幸せを知ってしまった僕は
もうあなたを失うことなど
考えられない…。
ひとりがこんなに寂しいなんて
今になって初めて感じるんだ…
今すぐ…あなたに会いたい!
この桜が散る前に…
僕らの愛は咲きほこる花のように
輝いていたのに…
今すぐ…あなたに会いたい!
この桜が散る前に…
雨に落ちる花びらみたいに
短く儚い恋だったの…?
あなたを想うと
ふいに哀しさにおそわれる
愛し合う喜びを知った時から
寂しさはつねに側にある…
幸せと寂しさは紙一重…
あなたがそれを僕に教えた。
風にたゆたいながらも
光を追うチョウチョのように
何も考えず…
あなたに真っ直ぐになれたら
どんなに良かったんだろう…
僕は甘えていたんだ…
いつでもあなたが側にいる事を
当たり前だと思っていた…
あなたに出逢う前の僕は
まだもう少し強かった。
ひとりなんて平気なくらい…

でも…あなたは僕を
やさしく包み、愛してくれた。
その幸せを知ってしまった僕は
もうあなたを失うことなど
考えられない…。
ひとりがこんなに寂しいなんて
今になって初めて感じるんだ…
今すぐ…あなたに会いたい!
この桜が散る前に…
僕らの愛は咲きほこる花のように
輝いていたのに…
今すぐ…あなたに会いたい!
この桜が散る前に…
雨に落ちる花びらみたいに
短く儚い恋だったの…?
散って落ちて
汚れてしまった花びらは
元の桜に戻れない…
僕らの時間もきっと…
巻き戻すことはできないね…。
そんな事…
わかっていたハズなのに…
気づけるハズだったのに…
あの時…僕には
何も出来なかった…
何も出来なかったんだ…
最後に
季節は移ろいます。
追いかけようとしても…
追い払おうとしても…
動じることなく
変わりゆくものです。
人の世もまた
移ろうものです。
流れに乗ろうとも…
取り残されようとも…,
変わってゆきます。
この世界は
変わらないものなど
何ひとつなく…
日々…少しずつ
変化しているでしょう。
春の匂いは…
なぜか心を切なくします。
誰もが胸の奥に持つ
過ぎた日への郷愁を
揺さぶられるから…
かもしれません。