まふまふの新曲
「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ) について。
今回は「曼珠沙華」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「曼珠沙華」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを
代弁する形をとっています。
果たして禁断の恋の行く末は…
MV (YouTube動画) は
歌詞の下に設置しています。
ぜひ歌詞をご覧になって
歌ってみて下さいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
まふまふ「曼珠沙華」歌詞
曼珠沙華 作詞 まふまふ
作曲 まふまふ歡迎來到桃源郷(フェアン イニン ライ ダオ タウゲンショオ)
四季の芽吹いた華胥(かしょ)の国
果ても知らずに 絢爛(けんらん)に
桃の香(こう)に 当てられて
夢見心地 無何有(むかう)の郷(さと)いつか 望んだあの 背中
菫(すみれ)の咲いた小道(しょうどう)に
見ないふり
月並みに泣いた 春のこと「想要什麼」(シャン ヤオ シェン マン)
妄想 参照して 一切合切 投げ捨てて
今宵(こよい) は明けるまで 遊びましょ華やかに 踊り踊れや
天下の綻(ほころ)び
手招いた ボクは桃の花
それとも 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)「想見你」(シャン チェン 二ー)
君が望むなら 今夜は心も意のままに
狂い咲(ざ)き 共に散りゆく
傾国(けいこく)の華「同じ未来を歩めたら」
潜めて 抱いた 想像だ
望まぬ恋と嘆くのは
元より望んだボクのせい欲を満たして華胥(かしょ)の国
知らずに咲いた睡蓮花(すいれんか)
今日の桃子(タオズ)が 苦いのは
涙で実った 春だから「ラップ」
「ボクと 踊りませんか?」
悲しみに 響く波紋は
黄河(こうが)の水底 恋(こ)い慕(した)う
恋(こ)い慕(した)う夢は
何時(いつ)ぞやの泡沫(うたかた)「來過來一下」(ライ クォラ イーシャン)
そして心に背(そむ)いて 誰が為に芽吹くの?
薄れずに 色味帯びていく
憂(うれ)いと彼岸の花歡迎來到桃源郷(フェアン イニン ライ ダオ タウゲンショオ)
ー 咲けば散りゆく花のように
運命は 変えられないーさあ、夢を 君の全てを
ボクに委(ゆだ)ねて 堕落(だらく)して?
何処(どこ)までも 落ちて
枯れゆく 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)「想見你」 (シャン チェン 二ー)
君が望むなら 今夜は心も意のままに
隠(かく)り世へ 君を誘う
傾国(けいこく)の華
まふまふ「曼珠沙華」歌詞の意味を解説
桃源郷(理想郷)へようこそ
目が眩むほど美しくて
そして桃の甘い香りに誘われて
夢を見ているような気分で
理想の場所に向かって
歩み続けた
春に君と出会ってから
ずっと思い続けてきたけど
僕が君を好きになってしまったら
国を破滅させてしまうから
自分の気持ちに知らないフリをした
「何が欲しい?」
毎日毎日夢にまで見た君
もう僕は何もかもを捨てるから
今日は夜が明けるまで
僕と遊ぼうよ
国が笑顔になるくらい
思い切り踊ろうよ
君の目に映る僕は魅力的?
それとも突き放されてしまうかな
僕は君の気持ちが分からず
ただ一人葛藤している
「僕は君に会いたい」
もしも君も僕に会いたいと
望んでくれていたなら
今夜は咲き乱れよう
国がもし破滅してしまっても
「同じ未来を歩めたら」と
どんなに幸せだろうと
毎日何度も想像した
でも僕が君を愛してしまったら
国を破滅させてしまう
だからもう諦めるしかないのかな
愛を望んだ瞬間に
僕の中に芽生えた
滅亡の気持ち
今日の桃が苦く感じてしまうのは
春に実った桃だから
「ボクと踊りませんか?」
お互い愛し合っても
僕たちは何でこんなに
悲しい気持ちになっているんだろう
この幸せは長くは続かないと
分かっているからかな

「お越しください」
でもお互いを選んだとしても
誰に為になるのかな
一緒にいればいるほど
好きな気持ちが高まるにつれて
憂鬱な気持ちも高まっていくよ
桃源郷(理想郷)へようこそ
咲いたらいつかは
散ってしまう花のように
僕たちも運命には逆らえない
この夢のような幸せを
君の全てを僕に委ねて
僕と一緒に
落ちるところまで落ちてしまおう
たとえ彼岸花が枯れてしまっても
また会えると信じてるから
「僕は君に会いたい」
もしも君も僕に会いたいと
望んでくれていたなら
僕と一緒に死んでしまおう
そして生まれ変わったら
君と一緒にいられたらいいのに
最後に
「曼珠沙華」とは彼岸花の別名で
花言葉で「諦め・再開・転生」
という意味があります。
恋をしてはいけないと分かっていても
その恋を止められず
禁断の恋に落ちていってしまう
という物語が描かれています。
格差やいろいろな事情で
結ばれない方が
この世の中には
たくさんいると思います。
苦しくて死んでしまおうと
思うほどの
恋愛をしてしまうことも
あると思います。
華やかで中国を連想させる
楽曲の中に
こんなに重く深い意味があったとは…
桃源郷というのは
実際にある場所ではないらしく
俗界を離れた別世界・楽園なんだそうです。
そこで出会った二人が
恋に落ちて
一緒に死ぬことまで
考えてしまう。
でも二人で一緒に死んでしまうことまで
考えるほどの大恋愛を
私も一度はしてみたい…と
楽曲を聴いて思ってしまいました。
また、まふまふさんの声が
とても美しくて
楽曲の中に引き込まれてしまうような
印象があります。
運命は変えられないけど
変えられるとしたら
君と一緒に。
恋愛は楽しいことばかりじゃないけど
自分の気持ちは簡単には変えられないし
好きな人への気持ちは
貫いていこう!という
気持ちになる楽曲ですね。