Aimer (エメ) が、CDシングルで
『I beg you/花びらたちのマーチ/Sailing』
をリリースしました。
その中の新曲「I beg you」について。
同楽曲は、劇場版映画
「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」
Ⅱ.lost butterflyの主題歌になっています。
今回は「I beg you」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「I beg you」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを
代弁する形をとっています。
Full MV (YouTube動画) と共に
ぜひ歌詞をご覧になって歌ってみて下さいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Aimer「I beg you」歌詞
I beg you 作詞 梶浦由記
作曲 梶浦由記あわれみを下さい
墜ちた小鳥にそっと触れるような
かなしみを下さい涙ぐんで
見下ろして
可哀想だと口に出して靴の先で転がしても構わないわ
汚れててもいいからと
泥だらけの手を取って
ねえ輪になって踊りましょう
目障りな有象無象は全て
たべてしまいましょスパイスは堪え難いくらいがいいわ
lie, lie, lie, la la la…
lie, lie, lie, la la la…
怯えた小鳥はさよならなんて言えなくて
愛を請う仕草で黙り込んで
つつましいつもりでいた
lie, lie, it’s a lie, not a lie,
もう辛い散々傷ついて
やさしいせかいに
誰だって行きたいわ
ひとつに溶けてしまいましょ
憎しみも愛情もむしゃむしゃと
頬張ってしまいましょ混沌の甘い甘い壷の中で
lie, lie, lie, la la la…
lie, lie, lie, la la la…
曖昧に笑うから
会いたいと思うのよI know you’re
here to stay with me
愛されていたいだけ
lie, lie, lie,
you’re to be with me
雷鳴の咲くところ
惨憺たる heavenly feeling
愛だけ残ればいいしんしんと
かなしみだけがふりつもる
願望も悔恨もただ埋め尽くす
きずな結んだ遠い春の日の
傷跡さえも消えてしまうのやがてキラキラ夢の中
朽ちて行く光は貴方に
届くはずだから
まぶしくて涙が止まらない
ねえどうか側にいて
泥だらけの手を取って
離さないで
どうかずっと側にいて
離さないで暗くなるの、側にいて
離さないで、見えないわ
ただずっと側にいて
離さないで
ただずっと
愛してる
Aimer「I beg you」歌詞の意味を解説
あなたの気持ちを下さい。
哀れみでもいいから。
私は巣から堕ちてしまった小鳥。
そんな小鳥を見るかのような悲しい瞳。
涙ぐんだ瞳でもいいから私を見て欲しい。
見下ろしてほしい。
たとえあなたに可哀想と思われても構わない。
靴の先で転がされても構わない。
いつか泥だらけで
汚れた私の手を取ってくれるのならば。
ねぇ。私と一緒に輪になって踊りましょう。
その辺の目障りなろくでもない連中なんて
全て食べてしまいましょう。
食べる前の罰というスパイス。
それは耐え難いくらいの方がいいよね。
きっと
怯えた小鳥のように震えることでしょう。
そんな小鳥にさよならは言えない。
なんていかにも
愛情も持っていたかのように振る舞う。
私は散々傷ついた。
もう自分が分からない。
優しい世界に私だって行きたい。
あなたとひとつになりたい。
私の憎しみも愛情も
全てあなたに知って欲しい。
受け入れて欲しい。
あなたがいつも
曖昧に笑うから期待してしまう。
会いたいと思ってしまう。
ただあなたに愛されただけ。
他のものなんて何もいらない。
ただ愛だけがあれば十分。
現実にならない悲しみだけが積もる。
願望も悔恨も一緒に積もる。
傷跡を消すかのように積もる。
夢の中での出来事。
その世界はキラキラ輝いている。
いつかは朽ちる
この光もきっとあなたに届くだろう。
あまりの眩しさと美しさに涙が止まらない。
ねぇ。どうか私のそばにいて。
私の泥だらけの手を取って離さないで。
どうかずっとそばにいて離さないで。
暗闇が迫ると怖くなるの。
だから手を離さないで。
1人じゃ何も見えなくなるの。
だからずっとそばにいて。
この手を離さないで。
ただずっとあなたを愛している。
最後に
どんな形でもいい。
愛している人に見てもらいたい。
そばにいて欲しい。
自分を知って欲しい。
強い想いがこの歌詞には書かれています。
本当だったら可愛い自分。
かっこいい自分。
誰にでも誇れる自分。
こんな自分を見て欲しいものです。
愛している人の前では
より一層偽ってしまうもの。
ですが、この歌詞では
そんな偽りの自分は一切いません。
自分自身の醜い部分をさらけ出しています。
初めから100%の自分を
受け入れてくれる人はいるでしょうか?
きっとそんなに多くはないはずです。
偽りのない
自分を知ってもらうことも大事です。
ですが、自分の中に
留めておかなければいけない事もあります。
愛しい人の前だからこそ
自分の個性も出しつつ、
相手の気持ちも考えた上で
態度や言葉に示すことが
最も大事だことだと思います。
相手を敬う対応。
これが自然と出来るようになった時、
きっと自分を信頼してくれる人が増え、
自分を愛してくれる人も現れることでしょう。