シンガーソングライターの須田景凪 (すだ けいな) が
2019年01月16日ミニアルバム『teeter』をリリース。
須田景凪さんは、
ボカロPとしての名義は『バルーン』です。
1曲目に収録されている「mock」について。
今回は、「mock」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「mock」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
MV(YouTube動画)は歌詞の下に設置しています。
ぜひ歌詞をご覧になって歌ってみて下さいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
須田景凪「mock」歌詞
mock 作詞 須田景凪
作曲 須田景凪誰かの言葉で俯く背中に
憎たらしい程の晴天が射していた寄る辺ない想い出は隠し事の中
悪戯な冗談で花を咲かせておくれ君を呪う全てを壊してしまいたいな
その為にどんな事が出来るかな君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ
呪いを穿つような瞳ですらも
何処か描いていた青い写真のような
心残りならば置き去りにしようね誰かの痛みに惑わされないように
耳を塞いでいたら 君の声も聞こえなくて何も言えない事 認めたくない事
悲しい歌ばかり持て余してしまった事覚えのない罪に怯えていたくはないのに
これからも何度繰り返すのだろう君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ
痛みを分かつような続きがあっても
いつか思い出すのならこんな日々の中の
取るに足らないような幸せがいいなもう いっそ捨ててしまおう
こんな悲しみの中で
愛を貪って眠る耐え難い夜はああ きっといつか出会うのなら
その時は前を向いていたい
たとえ その姿が醜く歪んでもただ取り留めもない
この心の底でいつまでも
不愛想に笑ってる そんな日を願ってる
その為にどんな事が出来るかな君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ
呪いを穿つような瞳ですらも
何処か描いていた青い写真のような
心残りならば置き去りにしようね
須田景凪「mock」歌詞の意味を解説
誰かの悪意の言葉にあなたが傷ついている
それなのに太陽は
あなたの背中を照らし続けている
あなたを癒してくれる思い出は
懐かしい記憶の中だけ
せめてその思い出の中だけどもあなたが
癒されるといいのだけど…
君の幸せの為なら
僕は何もかもを失くしてもかまわない
その為に僕が出来ることを考えてみる
君と一緒に幸せな世界へ行こう
今までの呪の本質を見抜いたような
するどい瞳も
いつか君が撮った
呪いの中での青空の写真も
君は必要かい？まだ一緒にいたいのかい？
まだ、この世界に未練があるのなら
しかたないけど、僕は君を置いて行くよ…
残念だけどね…
君を連れ去ることができなかった日から
僕は悪意に満ちた言葉から耳を塞いでいた
ある日、気付いたら
君の声すら聞こえなくなっていた
言いたくても言えない言葉が詰まり
自分でも認めたくない自分
それを癒すために
悲しい曲ばかりを聴いていたのに
それでも足りずに、
自分の惨めさを嘆いていた
これから先の人生で僕はどれだけの人を
傷つけながら生きていくのだろう
どうしたら人を傷つけずに
生きていけるのだろうか…
君を連れ去ってしまいたいんだ
心が痛くなったとしても
その痛みを僕たち二人で分け合えば、
痛みは還元されるだろうし
将来、二人で思い出す時に
こんな辛い日々の中でも
二人で分け合えたことの
小さな喜びを笑い合えるような
そんな二人になりたいんだ
いや…もう贅沢は言わないよ
もう何もかもを捨ててしおう
毎晩のように悲しくて、辛さを紛らわすように
ただ肌を重ねるだけの日々は
惨めさが増すだけなんだ
いつか君ともう一度だけ
逢う事ができるのなら
どんなに醜くボロボロになったとしても
正々堂々と前を向いている自分でいたい
それでも悪い感情は湧いてくるだろう
その時は、
自分の心の奥底で感情と向き合い
「世の中こんなもんさ」と不器用に笑って
君と過ごせる日々を願っている
その為に、
今の僕にできることはなんだろうか…
君を奪い幸せな世界に逃げてしまいたいよ
それでも、君はまだ
この世界に未来があると思うかい？
それなら残念だけど
ここに置いていくしかないよ
最後に
この世の中は、
何かの呪いのように傷つき、
傷つけ合う世界ですよね
一人で新しい世界
新しい自分になるのは
とても勇気がいることです。
その一歩を踏み出したいけど、
なかなかその一歩が出なくて
でも新しい自分になりたくて…と
揺れ動く気持ちが表れていますね。
新しい自分に逢いたいと思いませんか？
