amazarashi (アマザラシ)が2019年02月13日
CDシングル『さよならごっこ』をリリースします。
1曲目に収録されている
新曲「さよならごっこ」について。
同楽曲はTVアニメ「どろろ」の
エンディングテーマ(ED曲)になっています。
今回は、「さよならごっこ」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「さよならごっこ」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
フルPV(YouTube動画)と共に
ぜひ歌詞をご覧になって歌ってみて下さいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
amazarashi「さよならごっこ」歌詞
さよならごっこ 作詞 秋田ひろむ
作曲 秋田ひろむ憂鬱が風に散らばり
吹き溜まって影になる
僕らの足音は 無用を饒舌に諭す
君の瞳の深さを覗き見て狼狽える
望みなどあったでしょうか
この行き先には戯けて笑うのは この道が暗いから
灯りを灯すのに 僕がいるでしょうさよならごっこは慣れたもんさ
でも手を振ったら泣いちゃった
僕らの真っ赤な悲しみが
暮れる 暮れる そして夜が来る当たり前にやってくる明日なら
生きたいなんて言わなかった
よせばいいのに夢見てしまう
未来 未来 君のせいなんだ成し遂げねばならないこと
三日月にぶら下げて
さまよう夜道にすら安堵は君の背に明るい
信じるには時間がいる
ましてや他人だから
それでも道が同じなら 離れる理由もない
全てが終わったら 分かち合うために
誰かがいるでしょう 僕がいるでしょうさよならごっこは慣れたもんさ
でも手を振ったら泣いちゃった
僕らの真っ赤な悲しみが
暮れる 暮れる そして夜が来る初めからそこにある愛情なら
確かめ合うことはなかった
急にもつれ合う縁だから
触れる 触れる 心の襟元辛さなら背負えるから
痛みなら分け合えるから
でも君の宿命までは
肩代わりできなかった
別れは何度目でも
相変わらず悲しいから
別れるふりをするんだよ
さよならの遊びだよ
いつか必ず会えるって
自分をだます遊びだよ
(いつか必ず会えるって)さよならごっこは慣れたもんさ
でも手を振ったら泣いちゃった
僕らの真っ赤な嘘だけが
濡れる 濡れる そして朝が来る離れ離れになるってことは
一度は一つになれたかな
諦めと呼べば後ろめたい
宿命 宿命 そう君はよんだ
amazarashi「さよならごっこ」歌詞の意味を解説
僕の毎日の憂鬱な出来事が
吹き荒れる風によって吹き飛ばされ、
それがまた集まって
僕の分身という名の影を作る。
僕らは一緒に歩いている。
中身の無い話を一方的にし続けて
君が話を切り出せないようにしていた。
そんな時、ふと君を見た。
その吸い込まれるような
君の瞳の深さを見て僕は思わず狼狽えた。
君はその一瞬を見逃さなかった。
僕は望まずともずっと君と一緒に
居れるものだと思っていた。
僕はふざけたように笑った。
道があまりにも暗いから君を
少しでも照らせるようにと笑っていた。
さよならごっこなんて慣れたもので、
いつも通り送り出せばいいと
自分に言い聞かせていたが、
君が手を振りそれに応えようと
手を振り返した時に自然と涙が溢れた。
真っ赤な夕日が僕らを照らしていた。
時は進み続ける。
日も暮れて君がいない夜がやってくる。
明日なんて来るのは当たり前で
僕の隣に君がいるのも当たり前。
明日をそんな大切に考えたこともなかった。
君がいなくなってから夢で
君と幸せに暮らしている夢を見る。
こんなにも夢のような未来が
来るよう望んだことなんてなかった。
全部君のせいだ。
あの日の夜、三日月が照らす夜道を
歩きながら君は自分の夢を話してくれた。
それは大きな夢で
1人では決して達成できない夢。
自分が同じ夢を持っていれば強力できるし
離れる理由もないと思った。
だが、僕には支えきれない。
だからその夢が全て叶い、
帰ってきた時に
支えてあげられる僕でいようと思った。
初めからお互いの中にある愛情なら
確かめ合う必要なんてなかったが、
君の夢の話が出てから
改めてお互いの想いを
確認しなければいけないと思った。
君が辛い時、心が痛むほど悲しい時は
一緒に背負ってあげられる、
痛みを共有してあげられると思っていた。
でも、君の夢を叶えるために
自分の全てを捧げることはできない。
別れはどんなものでも毎回は辛く悲しい。
だから今回はあくまでも別れるふりにしよう。
これは単なる遊びの中の別れ。
いつか必ず出会えるからと自分に言い聞かせた。
1度は一緒の道を歩んだ僕らなら
きっとまた出会えるだろう。
その時までさよならごっこを続けよう。
最後に
あなたの隣には同じ道を
歩んでいる友達や恋人はいますか?
その人に普段と異なる出来事が起こり、
それによって様子が変化している
ようなことがあればきっとすぐに
感じ取ることができるでしょう。
それは一緒に聞いて
解決できることもあれば
そうでない場合もあります。
やはり人の人生は人それぞれですから
いつかどこかしらで別れはやってきます。
新たな道への旅ちを決意し、
別れを告げる人よりも
別れを告げられ残される人の方が
悲しみは倍あるように感じます。
その悲しみを経験した人は
分かるかと思いますが、どうにかこの悲しみを
小さくしようといろんな手を尽くします。
思い切り泣いてみたり、
とにかく自分の好きなことをして
気を紛らわしてみたり、
自分自信に全く会えなくなる訳では無いから
大丈夫というように自己暗示をかけてみたりと
方法は人それぞれですが、
その悲しみを乗り越えた先には
また1つ大きくなった自分に
出会えることでしょう。
もし、別れに悲しむ人がいるのであれば
この悲しみを経験している人はたくさんいる。
そして乗り越えてきた人もたくさんいる
ということを胸に日々を生きれば
少しは楽になれるのではないでしょうか。。