コブクロの「雪の降らない街」について。
今回は、「雪の降らない街」の
歌詞の意味を考察し解説します。
同楽曲は、2019年 Way Back to Tomorrow
ライブツアーセトリに入っています。
「雪の降らない街」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
参考MV (YouTube動画) を歌詞の下に設置しています。
ぜひ歌詞をご覧になって歌ってみてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
コブクロ「雪の降らない街」歌詞
雪の降らない街 作詞 小渕健太郎
作曲 小渕健太郎「キライだよ。冬は寒いから。」と話す君に
「今年から、冬が好きになる！」とあげたコートそでを通したり 床に広げたり はしゃぐ笑顔
連れて部屋を出れば白い冬が街に降りて来た
雪の降らない僕等の街に
二人 手と手を重ね見上げた
空一面の粉雪三月の風が窓のすき間 光る頃に
少しずつ 片付けたこの部屋 広いんだね二つずつの物が一つになれば
心さえも いつか一つずつにそっと笑いかける君の顔
今は小さなフレームの中
壁にもたれたレコードの裏
戻らない時の記憶ざわめく夏が 色づく秋をこえて
やりきれない静けさの中で 曇る窓に君想えば…白い冬が街に降りてくる
璧に並んだ二つのコート
そでが重なり まるであの日の
僕とあなたの様ですいつも同じ言葉で結んだ
届くはずの無いこの手紙を
今日も机の奥にしまった
出来る事なら今すぐ
この冬空を駆け抜け
あなたに会いに行きたい
コブクロ「雪の降らない街」歌詞の意味を解説
キライだよ 冬は寒いからって
キライじゃないよね
知ってる
ごめん 選べなかったね
大丈夫
2人一緒なら
好きになれる
これは 冬が好きになるコート
プレゼントだって言ったら
もう喜んじゃった
ほらもう そでを通したり
はしゃいでる
もう魔法がかかった
さあ 出かけてみよう
新しい街の空気に触れよう
白い冬が 舞い降りた
寒いこの街ですら
見るのはむずかしい雪
こんなタイミングってあり？
好きになって下さいって
冬からやってきた
それも空一面の
プレセント持って
3月の風
もう冬は過ぎてしまったの？
窓の隙間から
まだ冬の風を感じる
風を感じる
冷たさを感じる
そうだ
この部屋は
なんだか広い
1人では寒いわけだ
1人なのか
3月の風が暖かい春の光と交じる頃
少しずつ片付けたようだ
二つずつあったもの
一つになっていく
別れていくんだ
合わさって一つになるなら
どんなに幸せだろうかと思いながら
自分のものと君のもの
それぞれモチモノがそれぞれに帰れば
自分は自分に戻る
君は君に
きみはとっくにきみに戻ったか
もともとそうだったんだ
もとに戻るだけ
そっと笑いかける君の顔
小さなフレームの中で
返すように
微笑んでいるのは
自分
時が止まっている
君は
そこで微笑んだまま
微笑み返した自分は
止まれずいるのに
微笑みが涙になる
止まっていない
だからレコードの裏にいるんだ
いつも君は
夏が過ぎ 秋が来てもなお
自分の空は色づかない
夏のざわめきも
秋の色づきも
勝手に住み着いて
勝手に出ていった
冬に立ち止まったままの
自分の中には残らず
過ぎていった
何も変わらないのに
受け取れないのに
また冬が来た
新しい冬が来るんだ
そう思うのに
知ってる冬しか
来ようとしない
だから
いつまでも壁のコートは
手をかさねたまま
あの日のまま
出せなかった手紙たち
そう届くはずもない
会いに行けるなら
手紙なんていらない
会いに行けない自分
机の引き出しにしまわれた
想い
どれだけ同じことばを
どれだけ同じ想いを綴ったか
最後に
雪が降らない街での雪は
本当に特別で
どんな思い出も
雪のイメージとともに
美しく いつまでも生きる
ナント残酷な
特別な人と
いくつも季節を迎えられる
雪のマジックのように
甘さはないが
本当に何のマジックもない
季節の繰り返しが
本当は一番の宝物
一瞬のマジックは
それはそれは
いつまでも居座り
本当の住人のような顔をしている
ちらちら
降っているのは
きっと自分自身
けれど
そんなマジックにかかりたいと
少しでも思うのが
人間かな
雪のマジックは
寒くて冷たい分
あったかい
少し思い出に浸っても
雪の降らない街で過ごす人が
新たな冬を
新たな季節を
重ねられますように
