SEKAI NO OWARI (セカイノオワリ) が、2019年02月27日
CDアルバム『Eye』をリリースします。
8曲目に収録されている
「Re:set」について。
同楽曲は、PS4ゲーム「キャサリン・フルボディ」
イメージソングになっています。
今回は、「Re:set」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「Re:set」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
MV (YouTube動画) は歌詞の下に設置しています。
ぜひ歌詞をご覧になって歌ってみてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
SEKAI NO OWARI「Re:set」歌詞
Re:set 迎える朝何度目のこと
真っ暗な部屋子供たちの声
頭が鉛体が鉄
朦朧とする意識と記憶
這いずり回るベッドの上
水槽で泳ぐスタービスクリーム
観賞用の金品金品
部屋に散らばるカティーサーク繰り返されるあの日の映像
不快な眠りに落ちていく感覚
揺れる乳房掻き上げる仕草
いつもの口癖無防備な昼寝
夢だと思って眠ってみるけど
いつまで経っても醒めない現実
君はもういないRe:set
迎える朝何度目のこと
醒めた夢と横にいる君
穏やかな笑顔優しい匂い
カーテンを開け差し込む朝日
先端にへばりつくヘビープッテラー
パズルのように入り込んでくる喉も頭も口も左手も
肩も目玉も爪も心臓も
髪も胸も耳も下顎も
腸もかかとも尻も陰茎も
麻痺していくような眠っていくような
膝からベッドに落ちていく迎える朝何度目のこと
真っ暗な部屋子供たちの声
君はもういないRe:set
何億通りもある出会いから
君を見つけてしまった確率
ゴミほど転がる奇跡の中で
君を見つけた悪夢を
SEKAI NO OWARI「Re:set」歌詞の意味を解説
もう何度目の朝になるんだろう
カーテンを閉めきった部屋は真っ暗で
外からは子供たちの声が聞こえる
頭は鉛の様に重くて 体は鉄の様に固まったまま
もう長い事記憶と意識は朦朧としていて
僕はベッドの上を這いずり回る
水槽で泳ぐスタービスクリーム
観賞用の品々
部屋には散らばっているのは カティーサーク
今も頭の中で繰り返されるあの日の映像
不快な眠りに落ちていくこの感覚
揺れる乳房掻き上げる仕草
いつもの口癖や無防備な昼寝も
全部全部夢だと思って眠ってみるけど
これは紛れもなくいつまで経って醒めない現実で
君はもういない
Re,set
もう何度目の朝になるんだろう
夢から醒めると横には君が居て
穏やかな笑顔を向けてる君は 優しい匂いがする
先端にへばりつくヘビープッテラー
そう それはまるでパズルのように僕に入り込んでくる
喉も頭も口も左手も
肩も目玉も爪も心臓も
髪も胸も耳も下顎も
腸もかかとも尻も陰茎も
麻痺していくように 眠りに落ちていくように
僕はまた膝からベッドに崩れ落ちていく
一体もう何度目の朝になるんだろう
相変わらず今日もカーテンの閉めきった部屋は
真っ暗で 外からは子供たちの声が聞こえる
君はもういない
Re:set
この世にある何億通りもの出会いの中から
君を見つけてしまった確立はどのくらいだろう
世界中にゴミの数ほど転がっている奇跡の中で
君を見つけてしまったのは悪夢
それはいつまで経っても醒めない現実
最後に
まず、この曲については抽象的な歌詞や
、言い回し、造語がいくつかあって、
内容も読み手の数だけ解釈の仕方があるのかなと思いました。
何度も何度も歌詞とにらめっこして、
私なりに感じ取った感想をここでは述べたいと思います。
とってもとっても大切な人「君」を「僕」は失いました
それからの「僕」の生活は荒れて自暴自棄になっています。
何度朝を迎えても、子供たちの声が聞こえる明るい朝になっても
頭や体は重く、鬱々とした毎日です。
朦朧とした意識の中でベッドにうずくまっています。
何度もフラッシュバックするあの日の映像は
夢だったんだと思って目を閉じても、
現実なので醒める事はありません。
時々見る「君」の姿は優しくてリアルで。
あれは夢だったんだと思っても、
目が醒めるとまた「君」のいない現実を突きつけられます。
この世にある物凄い数ある奇跡の中で、「君」と出会った事は
今の「君」を失った耐え難い寂しさで悪夢の様にさえ思えて、
それは紛れもない現実なんだという風に、私は解釈しました。
この曲のタイトル「Re:set」はこの夢だと思いたい位辛い現実を、
どうにかしてリセットしたい、この状況から復帰したいという思いから来たものだと思いました。
大切な人を失って、夢だと思いたい気持ち。
いくつもの夜を越えても、醒めない悪夢の様な君のいない現実に
愕然としてしまう「僕」の気持ちが痛いほど伝わって来ます。
以上が私のこの曲の歌詞についての感想です。
おそらく感じ方はそれぞれあると思いますので、
読んだ方はこれを踏まえた上で
自分なりの解釈をしてみるのも楽しいかもしれませんね。
