EXILE (エグザイル)の名曲「道」について。
今回は、「道」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「道」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
フルPV (YouTube動画) は歌詞の下に設置しています。
ぜひ歌詞をご覧になって歌ってみてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
EXILE「道」歌詞
道 作詞 Shogo Kashida
作曲 miwa furuse『思い出が 時間を止めた』
今日の日を忘れるなと
見慣れた景色 二度と並べない
思い出の道この道で 君と出会い
春が僕らを包んでた
愛と優しさ 教えてくれたで
泣かないで歩こう空、今日も青空です
泣き笑いしたあの時
あたりまえが未来に変わる
「希望」「夢」「愛」話したい
動くな時間
空に叫ぶ
キミを忘れない優しさに出会たことで
僕は独りじゃなかった
誰も消せない 心のアルバム
笑えるかもね『動き出した 最後の時間』
君に伝えたい言葉
涙 邪魔して 空を見上げたら
春の音 聞こえた道、君と歩いた今日まで
かすかに 動くくちびる
特別な時間をありがとう
「心」「勇気」「友」「笑顔」
嬉しすぎて
溢れ出した
涙が 止まらないゆっくりと歩き出そう
この道 未来へ続く
さよなら 泣かないで
忘れないよ
離れても 愛しています道、君と歩いた今日まで
かすかに 動くくちびる
特別な時間をありがとう
「心」「勇気」「友」「笑顔」
嬉しすぎて
溢れ出した
涙が 止まらない
EXILE「道」歌詞の意味を解説
ストーリー仕立てにして、
主人公の気持ちになって語る口調で解説をしていきます。
いつも通っていた道を歩きながらふと感じた。
今日という日は二度と戻らないんだなあ、と。
だからこそ、「今日」を忘れてはいけない、
今まで過ごしてきた時間は掛け替えのない、思い出になったんだ。
いつも通っていた「見慣れた景色」は、
もう「いつも」のようには歩けない。
いつも君と一緒に並んで歩いていたこの道も、
もう歩くことはないんだね。
君と過ごした日々は確かにここに、
「この道」にあった。
春のように暖かく穏やかな時間は、
振り返れば愛おしくて優しい日々だった。
そんなことを感じたのは、
君との時間があったからだ、と思うんだ。
大切で掛け替えのない時間はしっかりと胸に刻んで、
過去を振り返らずにこれから前を向いて歩いて行こう。
空は晴れていて、心もなんだか晴れやかな気分になる。
楽しかった思い出もたくさんあるけれど、
言い合ったり、喧嘩になったりもしたね。
相談を聞いてもらって、泣いたこともあった。
くだらないことを言い合ったりもした。
嬉しいことも、君に一番に報告して一緒に喜んでくれたね。
そんな日々も、もう過去になってしまって、
気づけばもう未来に踏みさなきゃだめなんだね。
「希望」とか「夢」とか「愛」とか、
未来のことを君と話したい。
時間止まってくれ。
空に向かって「夢」を大声で叫んでいた君のこと、忘れないよ。
僕はもう一人でも良いかななんて思っていたんだけど、
君はそれを許してはくれなかったね。
なんで君は僕に優しいんだろうっていつも思っていたよ。
君がいたから、僕は一人じゃなかったんだ。
君と過ごした日々は僕の心の中にずっとあるよ。
多分一生誰にも消せないアルバムだね。
なんて言ったら、君は「バカじゃないの?」
と笑って、僕もつられて笑うのかもね。
やっぱり時間が戻って欲しいなあなんて思うけど、
もう行かなくちゃいけないね、最後だし、
君に伝えたい言葉がたくさんあるんだけど、
涙が止まらなくてうまく言えないよ…。
涙が出てることを君に気づかれたくなくて、
上を向いたら、少しだけ元気が出てきたよ。
君と今日まで一緒に過ごしてきた日々に、
「ありがとう」。
君は僕にとって「心」を許せた人で、
「勇気」をくれた人で、
「笑顔」をくれた人で、そして、「友達」で。
君と出会えて、一緒に過ごせたことが、
嬉しすぎて。
そんなことを考えていたら、
また涙が止まらなくなってきちゃったよ。
ゆっくりと前へと歩き出そう。
いつも通りのこの道も、僕たちの「未来」につながっているんだ。
「さよなら」を言わなきゃいけない時がきたね。
泣かないで。君との時間は決して忘れないから。
離れてしまうけど、絶対に忘れない。愛しています。
君と並んで歩いたいつもの道に、
君と一緒に過ごしたその日々に、
本当に本当に「ありがとう」。
僕にとって君は、「心」「勇気」「友」「笑顔」だったよ。
君と出会えたことが嬉しすぎて、涙が止まらないよ…。
最後に
この曲のMVでは、
ある女性が不思議なカメラを持ち、
色々な人を撮影します。
そのカメラで撮影すると、
撮影された人の未来を映し出すことができるのです。
高校生のカップルは、幸せな夫婦となり、
赤ちゃんを抱いている姿。
グローブを持って浮かない表情の青年は、
警察官となり、野球少年と笑いあっている姿。
ジャグリング芸をやってる男性と見にきた女性が結婚した姿。
そして愛犬と散歩をしている女性。
愛犬の最期を看取っている姿…。
最後は、急いでいる様子で信号待ちをする女の子。
カメラには、トラックに轢かれてしまう姿が映っていました。
女性は思わず女の子の腕を掴み、
急いで信号を渡ろうとする阻止します。
その後に撮影した女の子は、
卒業式を迎える女の子の姿が映っていました。
MVでは、色々な現在、未来の人々が映し出されています。
今がどんなに辛くても、未来は明るいかもしれない。
もし、それが辛い未来でも、
過ごしてきた現在・過去は大切で掛け替えのない日々になる。
そして、最後の女の子のシーンからは、一人で焦ってはいけない、
誰かの力を借りながら明るい未来を築いていける、というメッセージが込められています。
過去・現在・未来は全て一貫して繋がっている。
だからこそ「過去」や「現在」を自分のものにして、未来に踏み出さなくてはいけない。
そして、「未来」に行くには誰かの力を借りて
一緒に築いていくことができる、人は誰も一人じゃない。
歌詞中の「君」は、決して「恋人」とは限りません。
大切な親友かもしれないし、
家族かもしれない、愛犬かもしれない。
もしかしたら何か大切な「物」かもしれない。
この曲を聴く人にとっての「大切なもの」に当てはめて聴けば
きっとこの曲から何か強い力を感じることでしょう。