Mr.Children (ミスターチルドレン) が、
CDアルバム『重力と呼吸』をリリース。
7曲目に収録されている
「day by day (愛犬クルの物語)」 について。
今回は、「day by day (愛犬クルの物語)」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「day by day (愛犬クルの物語)」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Mr.Children「day by day (愛犬クルの物語)」歌詞
day by day (愛犬クルの物語) 作詞:桜井和寿
作曲:桜井和寿愛犬クルは行儀良く主人を慕う
どんな時だって嬉しそうにその尻尾を振る
um 彼の顔なんて美味くないだろう?
扉開く度 駆け寄り舐めているum 時には悲しみ
um 孤独に似た日々
固いベッドで分けあって
週末の度 助手席に乗り移動
何かを補いあうように暮らす二人So day by day
And day by day
愛おしさはまた深くなっていくよ愛犬クルは仲の良い夫婦が
こどもに恵まれず それでやって来たという
でも そのおかげでみんな幸せになったよ
綺麗だったあの女性がいなくなってからもum 忘れぬ哀しみ
um 愛した人の匂い
今もソファに残っている
あの柔らかい膝の上の温もり
夢の中思い出すように深く眠っているSo day by day
And day by day
今もなお帰りを待っているの?
So day by day
And day by day
愛おしさはまた深くなっていくよAnd day by day
Mr.Children「day by day (愛犬クルの物語)」歌詞の意味を解説
愛犬のクルはとても良い子で、飼い主のことがとても大好きだ
どんな時でも尻尾を振ったり、
飼い主の顔を舐めたりと嬉しいという感情を体全体で表現する
いやいや 飼い主の顔をペロペロと舐めているけど、
美味しくなんてないだろう?
家の扉を開けるたびに走って近付いて舐めている
うーん ある時には悲しいことも
うーん 独りぼっちみたいな生活も
固い床の上で2人分かち合ったね
休みのたびにクルは車の助手席に乗って飼い主とドライブした
クルと飼い主はお互いに足りない何かを補いあいながら暮らしている
クルは飼い主に対し癒しと安らぎを
飼い主はクルに対し安心と心地よさを
だから日を追うごとに君を愛しく想う気持ちが強くなっていくんだよ
愛犬クルは仲の良い夫婦が子どもをなかなか授からないから、
2人の子どもとしてやって来たんだってみんなが言うよ
でもクルが2人の元に来てくれたおかげでみんなが幸せになったんだ
綺麗だった奥さんがこの世を去ってしまってからもクルがいてくれたから幸せだった
うーん 奥さんが亡くなってしまった悲しみは決して忘れないよ
うーん 奥さんの匂いが今になってもソファから香る
そして奥さんの柔らかかった膝の上の温もりを
夢の中で思い出すかのようにクルはソファの上でとてもよく眠っている
今も毎日毎日健気に奥さんの帰りを待っているの?
そんなクルを見ていると日増しに君を愛しく想う気持ちが強くなっていくよ
そう 日増しにね
最後に
この曲は仲良し夫婦とその愛犬クルの物語です。
亡くなってしまった奥さんの事を今でも健気に待ち続けるクルの事を
愛しく想う飼い主の気持ちが丁寧に描写されていると感じました。
犬を飼っている、もしくは飼ったことのある人には
この飼い主の気持ちがよく理解できるのではないでしょうか。
またアップテンポな曲調で、サビなどは特に聴いていて心地よい楽曲になっています。
しかしアップテンポな曲調だからこそ、明るい歌だと思いやすいですが、
その歌詞には愛犬クルへの深い愛が詰まっていて、考えさせられるというか、
犬という生き物の健気さとか愛らしさを思わせてくれます。
言葉が通じない分、心と心でしか分かり合えない。
しかし飼い主が愛情を注げば注ぐほど犬はそれに応えてくれます。
私自身、昔犬を飼っていたのですが、
部活動で忙しくあまり遊んであげられなかったことを思い出しました。
もう天国へ行ってしまいましたが、こ
の曲の愛犬クルのように私や家族の事を慕ってくれていたらいいなと思います。