Aimer (エメ)の「歌鳥風月」について。
今回は、「歌鳥風月」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「歌鳥風月」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
MV (YouTube動画) は歌詞の下に設置しています。
ピアノの音色とともに
ぜひ歌詞をご覧になって歌ってみてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Aimer「歌鳥風月」歌詞
歌鳥風月 作詞：aimerrhythm
作曲：飛内将大春 霞たつ すずろに歌ひとつ
花ほど待ちわびる 逢えぬ君の音を雨 煙立つ いつしか夢現
詠み人 名も知れず ふるえる蕾よかすかに香る 面影は踊る
遅き日に誰そ彼はと すいこまれた幾千も探してた 薄紅色に咲く花を
名前もない秘密の森を 染める様な幻を咲かないのなら 歌を餞とし 鳥に 風に 月に
絡んだ糸を そっと手繰り寄せるための淡い祈り夜 雲晴れず 朧に月ひとつ
散りゆく花の様に こぼれる光を夜渡る月の 隠らく惜しも
覚えず春の夢よと 恋い焦がれた幾千の野を越えて 流離う様に吹く風の
散る花の香もなき森を 通り抜ける寂しさよ鳴けないのなら 歌を止まり木とし 鳥よ 今宵 傍に
重ねた声を そっと風にのせる 遠き冬の君に幾千も探してた 薄紅色に咲く花を
名前もない秘密の森を 染める様な幻を咲かないのなら 歌を餞とし 鳥に 風に 月に
絡んだ糸を そっと手繰り寄せるための淡い祈り今も 遠き 君に
Aimer「歌鳥風月」歌詞の意味を解説
霞たつ春はおぼろに見える。
心おもむくままに歌を口ずさむ。
小さな気配ですらも逃さぬように…
花のように密やかに待っている 逢えない君の事を…
雨の中、霧が出ている。
まるで夢の中にでもいるかのように心はさまよう。
想う君の事を誰に言う事もできず
淡い想いを胸に秘め、心ふるわす。
今でも微かに、確かに君の残り香を感じる。
胸にある面影を追ってしまう。
過ぎし日、初めて出会った君に、戸惑いながらも惹かれれていった。
ずっと探していた…いつか誰かを愛し愛される日を。
内気で臆病者にも、この胸を愛で満たされる日がきて欲しいと。
叶わない想いだと言うなら
花の代わりに、つたない歌でもうたって鳥や風や月に捧げる。
君と繋がっているはずの、細い縁の糸を…切れないように、そっとたぐりよせるために。
広い夜空に雲がかかって、おぼろな月がひとつ淡く光っている。
幾千の星々の光も遮られて見えない。
雲のすき間からもれる光は…
まるで美しく咲き誇った花の
終わりの花びらのようで儚い。
月が雲に隠れてしまうように…君は目の前からいなくなってしまった。
それが悲しく切ない痛みとなって心を傷つける。
君がたとえひと時の夢だったとしても…覚めることなく恋焦がれた。
風は留まる事を知らない。
果ての無い旅を延々と続ける。
未だ愛される喜びも憂いも知らない幼いこの心でさえも、風は何食わぬ顔で無残に通り過ぎる。
叶わない想いだと言うなら、
せめて、つたない歌でもうたう。
それを聞いて、どうか鳥よ優しい友よ今夜は傍にいて欲しい。
その歌に、この想いを乗せて…風の噂のようにさりげなく届ける。
遠く逢えない君に…
今も、逢えない君に…
最後に
人は恋をすると良くも悪くも変化します。
それは、もともと社交的で明るい人でも…内気で大人しい人でも同じです。
「女性は恋をすると綺麗になる」と、一般的にはよく言われます。
好きな人の視線を気にして、美しくありたいと願う心が、自然と女性らしいしぐさや言動を変え、見た目にも影響を与えていく為でしょう。
それは男性も例外ではありません。
想う人に振り向いてもらう為に、優しくなったり、外見に気を使うようになるのは明らかです。
たとえ、その恋が人に言えない秘密のものだったとしても…
人を好きになる事を止める事は出来ませんし、人を好きになる事が悪い事だとは誰にも言えません。
どんな恋でも、好きになってしまった自分を責めてはいけません。
けれども、出来ることなら…
恋する誰しもが幸せで、ハッピーエンドを迎える事ができますようにと願います。
