このブログ記事にたどり着いたあなたは、
急遽お悔みの電報を打つことになったことで読まれていることと思います。
普段からお悔みの電報を打たれている会社の総務関係の方は慣れていらっしゃるでしょうが、
大部分の方は、お悔みの電報を打つ機会は少ないでしょうから
どうするんだっけ、電報料金っていくら位なんだろう、台紙はどれがいいのかな
って、疑問に思われるでしょう。
お急ぎでしょうから、その疑問に簡潔に答えます。
今回は、最も簡単な方法である、電話申し込みによるNTT(115番)の電報を使い、
料金を払い過ぎない電報の打ち方をアドバイスしますので、下記の通り実行してください。
下記の事項を確認してください。
● 喪主のお名前(わからなければ、故人のお名前+御遺族様とすれば良いです)
● 葬儀の日(告別式)→ 告別式の時間までに届くようにします。早い分は構いません。
8~19時に受付すれば当日配達できます
19~22時の受付は、翌朝8時以降となります
● 葬儀が行われる斎場の名称または住所 → 名称がわかれば電話先のオペレーターが調べてくれます。
オペレーターに、お悔みの電報(弔電)の手続きをお願いします、と伝えてください。
次に、手順1で確認している内容について、聞かれるので、その通りに答えてください。
電報って、通夜だっけ、葬儀の日だっけ、など、
わからないことは、オペレーターに聞けば、何でも教えてくれるので、聞いていいですよ。
インターネット申し込みよりも割高なのですから、遠慮なく聞いてください。
台紙はどれにされますか?
のようなニュアンスで聞かれます。
まず、ここで慌てないように!
台紙というのは、お悔みの電報(弔電)本文を包む外側の物です。
どれにされますか?って聞かれても下調べしているわけではないので、即答できるはずがありません。
NTTのオペレーターが不親切なだけです。
または、商談の主導権を握るための戦略かもしれません。
知らなくて当然なのですから、申し訳なく思う必要はありません。
台紙は、無料と有料に分かれます。
有料の台紙は、500円~15,500円(税抜き)かかります。
よくわからないし、聞かれて気が動転してしまって、つい
「皆さん、どのような台紙にされてますか?」って、言ってしまいがちです。
NTTのオペレーターは非常によく訓練されています。
足元を見て、
「3,000円~5,000円位のものが、良く出ていますね。」
とか、平気で言ってくるオペレーターがいます。
そんなことありませんから、鵜呑みにしないほうがいいです。
まだ、電報本体の料金も掛かりますから、最後に税込電報料金を聞いて、
「えーーっ、そんなに高いの!?」って思いますよ!
急いでいるし、またやり直すのも面倒だし、色々相談に乗ってもらったという気持ちから
ま、いっか、って、結局必要以上に高いお悔みの電報(弔電)料金を払うハメになります。
では、どうすれば良いか。
こだわりがなければ、無料の台紙で構いません。
電報をいただいた喪家は、ほとんどの場合、重ねて保管します。
電報の量が多くなると、台紙を外して保管する事も多いです。
台紙がどうのこうの、という遺族はいないと思いますよ。
でも、無料の台紙はちょっとね~って言う方は、
相場は、1,000円、1,500円、2,000円のようですから、
それを選べば、間違いはありません。
その下は、500円もあります。全然悪くありません。
そして、最後に本題の通信文を作成します。
一番シンプルな通信文で、700円です。
少し長めにすると、790円~1,150円です。文字数で違います。
特にこだわりが無ければ、一番シンプルなもので!って、伝えてください。
その通信文を聞いて、シンプル過ぎかなと思ったら、
もう少し付け加えるとどんな文面がありますか?って、聞いてください。
通信文を作成するときも気を付けてくださいね。
「メッセージをどうされますか?」と聞かれたときに、「どう書いたらいいですか?」と丸投げすると
延々と長い通信文を提案してきます。
それを採用すると、通信文の本文だけで、2,000円以上になります。
知識が無い人には、これでもか、というくらい高いものを勧めてきますので注意してください。
差出人は、当然あなたですが、その文字にも料金がかかります。
必ず入れるのは、あなたの氏名です。
会社の場合は、会社名+役職名+氏名(通常は社長です)
これは、問題ありませんが、住所を入れるか、どうかです。
当然住所の文字にも料金がかかります。
ですので、氏名で、どこの誰かわかる関係であれば、住所は入れなくても構いません。
実際住所が書かれていないお悔みの電報(弔電)は、普通によく見かけます。
わたしは、住所は入れません。
予算を気にされないのであれば、入れたほうが丁寧ですが。
最後にオペレーターから聞かれるオプションがあります。
それは、文字を毛筆にするかどうかです。
毛筆のオプション料金は100円(税抜き)です。
オペレーターは、「皆さん毛筆にされますよ」とアドバイスします。
これに関しては、個人の価値観で決めていいでしょう。
毛筆のほうが正式だし、見た目がいいし、100円位なら、と思えば、毛筆で。
書体が変わるだけで、なぜ100円も取られるのか、理屈がわからないものは
金額の多寡にかかわらず、払えない、と思えば、毛筆にしない。
どうでしたか?
お悔みの電報(弔電)は、そんなにしょっちゅう打つことはありませんので迷うことがあると思います。
NTT(115番)に依頼をするのが最も簡単です。
料金は、台紙料金+通信文の文字料金+オプション料金の合計です。
受付のオペレーターが勧める通りにしていたら、かなり高額になってしまいます。
すべて込みの一般的な相場料金は、2,000円~3,000円と言われています。
立派な台紙や長文の文字でお金を掛け過ぎることのないように注意してください。
台紙を決める段階から予算をオペレーターに伝えておくと
最後に予想外の金額を言われて、慌てることが無いので、それもひとつの手段ですよ。