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【緩和ケア/遺族のブログ】看護・余命・費用から病院の選び方まで

投稿日:2018年5月21日 更新日:

緩和ケア 看護・余命・費用・病院のブログ


緩和ケアとは、一体どんな看護なんでしょうか。

遺族として、このブログで、

経験したことや感じたことを経験談としてご紹介します。


具体的には、どんな看護をしてくれるのか、

緩和ケアに移行してからの余命、費用はどれほどか、

また、数ある緩和ケア病院の選び方、についてお話します。


ご家族の方がこれから緩和ケアのある病院や病棟に移られる場合や

ご病気をお持ちの方の参考になれば幸いです。




緩和ケアの看護に移行するまで


まず、わたしの母が緩和ケアの病院に転院する前の経験をお話しします。


母は体調不良を訴えて大学病院で検査を受けたのですが、

その日に即入院となりました。


わたしも病院から呼び出されので、駆けつけ、

主治医の先生から説明を受けました。


末期の大腸がんでした。ステージ4です。

悪性腫瘍が大腸の管いっぱいに広がり、便が通らない状態でした。


そして、肝臓や周囲のリンパ節にもがんが転移しており、

肝臓の半分以上にがんが広がっていました。


大学病院では、治療の選択肢がありませんでした。

手の施しようがないということです。


食事は、柔らかいものを食べていましたが、

それでも、便ががんに擦れて出血をし、

命にかかわるので何度か輸血をしていただきました。


大学病院での治療は急死することを防ぐ治療しかできませんでした。


入院して、1か月ほどして、緩和ケアのある病院へ転院してください、

と主治医の先生から依頼がありました。


その時点での主治医の先生の見解は、

食事を取らずに点滴だけにするのが望ましい、とのことでした。


わたしは、日に日に衰弱していく母の姿を直視することができませんでした。


それでも残された時間を少しでも人間らしく生きてほしい、との思いから

1日も早く緩和ケアのある病院へ転院させることを決めたのです。




緩和ケア病棟での看護とは?


緩和ケアの看護はどんな看護かを、わたしの言葉で表現すると、

「自然な死を迎えることをお手伝いする看護」だと思います。


移った先の病院の緩和ケア病棟が満床だったため、

とりあえず、一般病棟に入院し、空きが出次第

緩和ケア病棟に移るという段取りでした。


2日ほどですぐに空きが出ました。

その病室の方が亡くなられたということです。


緩和ケア病棟での看護の方針は、

本人の気持ちを尊重する、との考えに基づいているように感じます。


大学病院では、柔らかいもの以外の食事は命にかかわるので

食べさせないようにしてください、と言われていました。


しかし、緩和ケア病棟では、本人が食べたいというものは

何でも持ち込んで食べさせてあげて結構です、と言われました。


わたしは、そこで初めて、

ここは病気の治療をするところではないんだ、と再認識しました。


緩和ケア病棟は、命にかかわる状態に陥っても

命を救うという処置はしないんですよ。


自然な死を迎えるのを手伝う看護なんです。


緩和ケアに移行してからの余命




専門家の方にお聞きすると、

緩和ケア病棟での在院日数は15~30日くらいと言われます。


わたしの母は、半月で亡くなりました。

1か月いらっしゃると、長いほうのようです。


つまり、緩和ケア病棟に移ると、ほとんどの方が

1か月以内に亡くなるということです。


余命は1か月以内と思って準備をしておかねばなりません。

厳しいことですが、それが現実です。


緩和ケア病棟の費用


緩和ケア病棟だから、一般病棟に比べて

費用が掛かるとか、逆に費用が掛からないということはないと思います。


病院の保険適用の費用は、高額療養制度がありますから

立て替えて払っても申請したら、負担分以上は返金されるので

特に困ることはありません。


緩和ケア病棟に限らず、一番かかる費用は

差額ベッド代ですね。


病院の所在地や部屋の広さ、グレードで差はあるでしょうが

個室使用で、税別1日5,000円~20,000円くらいが多いのではないでしょうか。


そうすると、緩和ケア病棟での費用はとりあえず50万円くらい

用意しておくと、よろしいのではないでしょうか。






緩和ケア病院の選び方


緩和ケアのある病院に転院するとき、

なにを基準に病院を選んだらよいか、について、

わたしの経験をもとに、お話しします。


もともといる病院から転院する場合、

その病院が2~3紹介をしてくれます。


後日希望する病院で説明を聞いたり見学ができます。


それで、判断することも考えられますが、

病院側の説明を聞いて、客観的に判断するのは難しいように思います。

皆さん、いいことしか言われませんから。


わたしが独断と偏見で、緩和ケア病院を選ぶ基準を

4つ選び、簡単にまとめましたので、参考にされてください。


① 部屋は適度に広く、環境が良い

ソファベッドなど家族が寝れる仕様になっているのが望ましいです。

窓の外の景色がいいと気分が違うし、圧迫感がないので尚良いです。

庭や屋上に出て、外の空気が吸えるほうが良いです。


② 緩和ケア病棟の運営歴が長い

やはり緩和ケアのノウハウと経験が豊かなほうがよろしいと思います。


③ 臨床心理士が常駐しているか

臨床心理士の先生がいる病院といない病院があります。

わたしの母は、毎日臨床心理士の方に、心のケアをしてもらっていました。

それが、あるのとないのとでは、気持ち的にだいぶ違うと思います。


④ 看護師さんが気持ちよく働いている病院か

インターネットで、その病院のクチコミ情報を調べてください。

病院名+看護師で検索してみてください。

その病院で働いているか退職した看護師さんのクチコミが出てきます。

看護師さんの職場環境がいい病院は、患者さんにとっても環境がいい病院と言えます。

まとめ


緩和ケアの看護は、「自然な死を迎えることをお手伝いする看護」です。

緩和ケア病棟に移ってからの余命は、15日~30日くらいです。


緩和ケア病棟の費用は一般病棟と同じ仕組みです。

差額ベッド代が主な費用です。

50万円くらい用意しておくとよいでしょう。


緩和ケア病院は、

部屋や周囲の環境、緩和ケア病棟の運営歴、

臨床心理士の有無、看護師さんの職場環境

を、調べて、選択してください。


本人にとっても家族にとっても辛いことですが

緩和ケアの意味を理解して、

悔いのない最期を迎える準備をしておきましょう。



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