Flower (フラワー) が、
新曲「紅のドレス」をリリースしました。
今回は、「紅のドレス」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「紅のドレス」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
フルMV (YouTube動画) と共にぜひ
歌詞をご覧になって歌ってみてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Flower「紅のドレス」歌詞
紅のドレス 作詞 小竹正人
作曲 Hiroki Sagawaそうやってあなたはまた 旅立つの
私はあなたを ただ見送ります
男は未来だけを 追いかけて
女はその未来を 待ち続けている
広がる夕焼け…紅 それをドレスに仕立て
見てよ見てよ私を忘れずにいてくださいと
素肌に羽織ってせめてもの笑みを浮かべて
手を振るわ 早く早く あなた帰ってきて
本当は 未来なんかよりも 瞬間の方が欲しいです
逢いたくってたまらない時間は淋しすぎるんです
孤独がシクシクと痛む寒い夜長は
涙がしゅるるしゅるり濃黒の闇を流れてしゅるるもしかしてこれがもう最後かも
もしかしてもう二度と逢えないのかも
男は決意だけを 告げて行く
女は約束ばかり 欲しがってしまう
燃えるはこの胸…紅 それをドレスに染めて
抱いて抱いてすぐにもこの愛を抱いてくださいと
木枯らし揺らした衣擦(きぬず)れの音聞きながら
伝えます きっときっと あなた戻ってきて
本当は どんなときでさえ あなたとふたりでいたいです
ひとりで泣きじゃくるくらいならいっそ傷つきたい
叶わぬ恋になるなんて…それだけは嫌
月夜をしゅるるしゅるり彷徨い続けてあなたに逢いたい「花の色は うつりにけりな」と 私は空に詠むたび
愛されている証が 欲しくてたまらなくなる
永遠誓うには 頼りなくってくちびるを噛んだ本当は 未来なんかよりも 瞬間の方が欲しいです
逢いたくってたまらない時間は淋しすぎるんです
孤独がシクシクと痛む寒い夜長は
涙がしゅるるしゅるり濃黒の闇を流れて…
本当は どんなときでさえ あなたとふたりでいたいです
ひとりで泣きじゃくるくらいならいっそ傷つきたい
叶わぬ恋になるなんて…それだけは嫌
月夜をしゅるるしゅるり彷徨い続けてあなたに逢いたい
Flower「紅のドレス」歌詞の意味を解説
いつもあなたはそう。
こんなに長い間一緒にいるのに
旅立つ時はいつも急で相談なんてない。
そんなあなたをただ私は見送るだけ。
よく男は未来という先を見て進み続け、
女はその未来に向けて進む男が
振り返ってくれるのを待ち続けているだけという。
私もその1人。
旅立つあなたを見送った後の帰り道に
広がる夕焼けはいつもにも増し紅く、
まるで私が紅いドレスを着ているかのように照らす。
私のドレス姿を見て欲しい。
あなたに見て欲しい。
その隣にはあなたにいて欲しい。
だからお願いだから私の事を忘れないでください。
私は悲しい気持ちを押し殺して
精一杯の笑顔であなたを送り出した。
手を振りながら心の中ではお願いだから
あなたの中に私がいるうちち早く帰ってきてと願った。
あなたとの未来が欲しいと言ったけど
本当は今、この瞬間をあなたと生きて生きた。
進んでいきたい。
あなたが旅だった日からあなたの事ばかり考えてしまう。
その度に逢いたくなり、たまらなく淋しくなる。
冬は特に夜が長く寒いから1人の孤独な時間がより長く感じてしまう。
冬の濃黒に私の涙が伝う。
あなたが旅立つ日はもしかしたらあなたと会えるのは
今日が最後かもしれないという不安にかられる。
もしかしたらもう二度と会えないんじゃないかと思ってしまう。
男は旅立ちに対する決意だけを告げて行ってしまう。
女は必ず帰ってくるという約束ばかりを欲しがってしまう。
あなたを想う気持ちは色に例えるなら紅色。
この色がドレスにしたらどんなに素敵だろう。
このあなたへの想いごと私を抱きしめて欲しいと思ってしまう。
木の葉達が擦れ合う音が
まるでドレスを擦るような音に聞こえてしまう。
その度にあなたを恋しくなり、絶対に帰ってくる、
大丈夫と不安な気持ちを抑え込むように自分に言い聞かせる。
本当はこの音だってあなたと聞きたい。
どんな時だってあなたの隣にいたい。
1人で泣くくらいなら振られて心に傷を負ってでも
楽になりたいなんて思うこともある。
でも、やっぱりあなたじゃなければ嫌だ。
叶わぬ恋なんて嫌だ。
私の逢いたいという思いは月夜を行き場を失い彷徨う。
『花の色は うつりにけりな』と詠む度に
私のあなたの想いで染めた紅色の花の事を
言われているような気がしてたまらなく
あなたから愛されている証拠が欲しくて堪らなくなる。
今はとても永遠の証拠と言えるものではないことに
淋しく、悔しく、唇を噛む。
お願いだから早く帰ってきて。
未来が欲しいなんてそんな贅沢な事はもう言わない。
今、この瞬間が欲しい。
もう孤独な1人の夜に泣くのは疲れたよ。
この想いが片想いで終わるなんて嫌だ。
早くあなたに逢いたい。会って伝えたい。
だから早く帰ってきて。
最後に
あなたに好きな人がいますか？
その人はあなたのいつもすぐ側にいますか？？
会いたいと思ったらすぐにでも会いに行ける人もいれば
そうでない人もきっといますよね。
この歌詞のように今までは一緒にいたけれど
今は離れ離れという人もいるかと思います。
自分でこの道を進むと覚悟を決め、
旅立つ事を選択した人の決意は硬いです。
慣れ親しんだ場所を離れるという事は
かなりの勇気が必要でそれに至るまでに様々な葛藤があります。
だから、旅立ちを決めた人の心は
もちろん不安もありますが、
次に始まる事へと高揚感もあり、清々しいものでしょう。
ですが、旅立ちを告げられて残される側は
寂しさだけが大きくなり気持ちの整理がつかない場合があるかと思います。
それが好きな人なら尚更です。
いつも近くにいるし気持ちなんていつでも伝えられる。
きっといつも一緒にいるからあの人の中では
きっと自分が1番近い存在と思って気持ちを伝える事を後回しにしてませんか？
旅立ちはある日突然やってくるかもしれません。
今、その瞬間を大事にして想いを伝える事がきっと未来に繋がって行くと思います。
未来のためにも今、勇気を振り絞って想いを伝えてみましょう！
