Acid Black Cherry (アシッド・ブラック・チェリー) の
「黒猫 〜Adult Black Cat〜」について。
今回は、「黒猫 〜Adult Black Cat〜」の
歌詞の意味を考察し解説します。
「黒猫 〜Adult Black Cat〜」の歌詞の意味については、
親しみやすくするために
主人公の言葉や気持ちを代弁する形をとっています。
MV (YouTube動画) は歌詞の下に設置しています。
ぜひ歌詞をご覧になって歌ってみてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Acid Black Cherry「黒猫 〜Adult Black Cat〜」歌詞
黒猫 〜Adult Black Cat〜 作詞︰林保徳
作曲：林保徳男もネオンも振り返る
噂の猫って 私の事
アイツ仕込みのくちびるで
私は夜を手に入れた長い髪をかきあげて 少し上目使い
目を細めて um チェリーにA(kiss)
まだまだ声出さないで私は黒猫
仕留めた男の数?覚えてない
神様だってなんだって逝かせてみせる
だんだん 街は どんどん 私を染める『あんたなんか キライ!×∞』
そう言って泣いていた6年前
フラフラ ネオンに誘われ
捨てられたって噛み締めた夜の街が眩しくて 魔法がとけたみたい
誤解しないで 恨んでなんかないそのおかげ 私 今があるの
私は黒猫
もう哀れな捨て猫なんて呼ばせない
ギラギラ光る瞳のネオンは
だんだん 強く どんどん 私を生かせる見てよ 眩しいでしょ?
逃した魚はなんだっけ?
許しはしないけど謝んなさい
ヤダ馬鹿ね 本気にしないで私は黒猫
もう飼い慣らされた猫なんかじゃない
ギラギラ光る瞳のネオンは
だんだん 強く どんどん 私を生かせる
私は黒猫
仕留めた男の数?覚えてない
神様だってなんだって逝かせてみせる
だんだん 私 どんどん 綺麗になるの
Acid Black Cherry「黒猫 〜Adult Black Cat〜」歌詞の意味を解説
人も街も私のことを見ている。
私はこの街の有名人。
あいつが仕込んだ技術のおかげで
私は今の贅沢な待遇を手に入れた。
男の魅了の仕方は心得ている、
まずはロングヘアーが美女の秘訣。
上品な目配せをしながら、
××にキス
あなたを独占するにはどこまでも焦らすこと
私はかつて魔女のペットだった黒猫に似ている
過去の男に執着するのはやめた
私を否定する男と価値観は逆に全て私が魅了仕返せばいい
まだまだ綺麗になるの
私はひとりの男に捨てられ
夜の街に繰り出した
あなたがかけた呪いの魔法は
夜のネオンが白魔術ですくってくれた
あなたは間違ってない
むしろその黒魔術のおかげで
私は変わったの
私はかつて魔女のペットだった黒猫に似ている
今の私は軽蔑をうける人間じゃない
私を救ったネオンはまだまだ
私を輝かせる
今のわたしを見て
あなたは捨てたのよ
許すことはないわ
あなたは私の上司じゃない
むしろ部下になったのよ
まあ嘘よ、勝手にすればいいわ
私は黒猫に似ている
もうペットの時代は終わった
私を救ったネオンはまだまだ
私を輝かせる
私はかつて魔女のペットだった黒猫に似ている
過去の男に執着するのはもうやめた
私を否定する男と価値観は
逆に全て私が魅了仕返せばいい
まだまだ私は綺麗になる
最後に
この歌詞はひとりの男に裏切られた女性が
心の闇から解放されるお話だ。
ひとりの依存した男を振り切るために
夜の街であらゆる男を口説き、
逆に男を利用する行動をとることで、
元カレに復讐するのではなく、
男という存在に復讐している。
それによって徐々に心が解放される。
かつて自分を捨てた人間を
見返すという意味もふくまれる。
失恋を乗り越えると綺麗になるというが、
この歌詞の乗り越え方は
かなりハードだなとは思う。
よくあるありがちな失恋なら、
ただ違う男と恋をすればいい。
この歌詞の恋愛はかなり意味合いが違う。
おそらくこの歌詞の女性を捨てた男は、
この女性だけに一途ではない、
しかもそもそも男は捨てるつもりで
最初から付き合っていたが、
それを知らずに女性は一途だった。
女側は本気の恋愛をしてるつもりだっだが、
男側は恋愛ごっこでしかない。
ごっことはフィクションともいう。
つまり本気じゃない。
男の虚栄を本気で愛して捨てられてはじめて
騙されていたと気づいた女が、
その心の闇を回復させるために
次は自分が恋愛ごっこをたくさんの男と始める。
中ほどの歌詞で
許しはしないけど謝りなさい
ヤダバカね本気にしないで というのがある。
この言葉の意味は許したくないけど、
せめて謝ってもらってもらえれば過去に帰れるかな
と一瞬振り返るが、過去には戻れない
とすぐに気づいて前を向いている。
騙し合いの果てに愛があると信じたい。
